shigashiga’s diary

ファッションと音楽のつながりをCDレビューを通して紹介・考察するブログです。

mellow people(メローピープル)|ブランド紹介

 ブランド名はmelple。この名前の由来はmelple→mellow peopleを略して作った造語だったと思います。ブランド名も雰囲気がいいですよね。メイプルのコンセプトは西海岸乗りな感じでアメリカンヴィンテージをテーマにしています。一方、姉妹ブランド的別ラインのメローピープルは”Trip Couture(トリップ クチュール)”をテーマに日本製ならではの高クオリティで着心地のいい旅服を毎年提案しています。一見シンプルながらくせのありそうなデザインも着てみるとすんなりとはまる感じもGOODです!!

 

 

以前、melpleのジャケットを購入し他のですが、別ラインのメローピープルも欲しくなってきてパーカーも買いました。薄手のプルオーバータイプなので1枚着でもインナー着にでも使えるこちらも購入。最近服を買ってばかりですが気にせず着まわしていきます!。どうしてもジャケットを着てフードを出したくてという衝動に駆られました。カラーはチャコールでさらっと月のマークもあしらっています。

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最近ジョニ・ミッチェルの「Blue」と「The Hissing of Summer Lawns」というアルバムにはまっているんですが、CDのジャケットの色あいが今回買ったパーカーと以前買ったジャケットの色とたまたま同じでとても気に入っています。ミッチェルもぜひ聴いてみてくださいね。

 

オシャレなだけじゃない!歴史あるブランド、ユニバーサルオーバーオール

アメリカ シカゴ発祥のワークブランド。タフでハードでいてリーズナブルなアイテムを1924年の創業時から作り続けています。最近ではセレクトショップでも見かけることがしばしば。日本ではファッションとして愛用している人が多くワークブランドということは知りつつも本当の用途を想像できないかも。

本国アメリカではいまだに大手自動車工場や作業現場、作業チームでのユニフォームなんかもユニバーサルオーバーオールのウェアが使われているんですよ。

人気の理由はいろいろあるんだろうけど、象徴的なものはまずアイコニックなロゴ。オレンジを基調としたオーセンティックなデザインはわかっている感を醸し出しています。そしてロングセラーアイテム、特に有名なのはこちらの3アイテム!

  1. カバーオール

  2. オールインワン

  3. サロペット・オーバーオール

見たことある人もたくさんいると思うけどやっぱりすてきですよね。チノクロスやツイルをがっちり使用した強固なボディと素材感が出ている見た目もよし。

読書を楽しもう - 息抜きのおともに

また音楽書たくさん購入しました。これ見た後にCDレコード屋に行くのが本当に楽しい。今回もまたまた本の紹介です!!

 

 

『アンビエント・ミュージック1969-2009』三田 格・STUDIO VOICE

アンビエント(環境音楽)のディスクガイド本。本書はブライアン・イーノの提唱によって1978年から始まったアンビエントの歴史を3つに分けて紹介してくれます。

「アンビエント」このジャンルもよく耳にする言葉ではないですよね。テクノ、ハウス、サイケなどもアンビエントと密接。派生ジャンルとして、

バイオミュージック、チルアウト、ダウンビート、EMD(インテリジェントダンスミュージック)、ニューエイジ、ポストロック、トランス、トリップポップなども挙げられ、ブライアン・イーノの1978年の『Music For Airport』~1982年『On Land』までのアルバム4枚分がジャンルとしてはとてもわかりやすいと思います。ルーツも含めた550枚のディスク紹介と情報量はこの本だけじゃないかなと。ぼくはドゥームメタルのsunOのコーナーが好き。全編を通して少し小難しい内容ですがアンビエントを更に深堀できる凄いガイドブックとなっています。

 

  1. 『Ambient 1: Music for Airports』(1978年)

     

  2. 『Fourth World, Vol. 1: Possible Musics』(1980年)

     

  3. 『Ambient 2: The Plateaux of Mirror』(1980年)

     

  4. 『Ambient 4:On Land』(1982年)

 

 

『裏アンビエント・ミュージック1960-2010』三田 格

前述の続編になります。こちらもなかなかのボリューム。細野晴臣、横尾忠則の『COCHIN MOON(コチンの月)』や冒頭のクラスターのインタビュー、秋田昌美さんのメルツバウの紹介、ブラックメタルバンド バーズムの紹介も興味深く、とてもおもしろいと思います。比較的前作よりも見やすい感じがします。こちらも少し前の本になるので書店で見つけるのは難しいかもしれないです。レビューで気に入った、気になったアーティストをチェックしてYouTubeで観てみるのもよし、CD屋さんへ行くのもよし。とてもマニアックな本です。

 

 

『別冊ele-king いま家で音楽を聴くこと──コロナ時代の音盤選び』ele-king編集部

2020年、パンデミックの渦中、音楽に対する考え方や感じ方、向き合い方を小山田圭吾(コーネリアス)、EYヨ(ボアダムス)、デリック・メイなどがインタビューで語ってくれています。他にもジム・オルークおすすめ10枚とかおもしろい内容。コロナ禍での心境の変化で手に取る音楽が変わったり自宅でゆっくり音楽を聴く時間が増えたこと、ホームリスニングの楽しさも伝わってくる内容。皆さんは家でどう過ごしていましたか?ぼくはひたすら読書と普段じっくり聴けていなかったCDとか集中して聴いていました。夜更かし→昼頃起きるというダメ習慣がついてしまい、仕事が始まってからはだいぶキツかったな・・ともかくホームリスニングのための音楽書。フォトやディスクレビューなどたくさんちりばめられていてオシャレなアートブックみたいな雰囲気の1冊です。

 

ele-king vol.24 特集 オルタナティヴ日本 !』ele-king編集部

ele-kingから出版しているシリーズは大好きなものが多いです!!今回の「オルタナティヴ日本」のとがったランキングがとても同意できて内容も GOOD。ゆらゆら帝国の坂本慎太郎さんのインタビューもあり、洋楽しか聴かないよ、という人とか最近のJ-POPは、とか思っている人にこそ見てほしい特集。ランキングの1~3位はとても納得。そしてぼくの大好きな友川かずきさんもランキングに入ってたのがびっくり。さすがのチョイス。日本にだって海外を上回る凄まじいアーティストがいるんだという再認識をさせてくれる号になっています。

 

『別冊ele-king ポストロック・バトルフィールド 「以後」と「音響」の文化誌』松村正人

とても専門的なポストロックについての書になります。ポストロックを代表するようなバンドからルーツ的なもの、その影響にあるアーティストまで網羅しています。優秀なディスクガイドとしても十分に役立ちます。バトルスのメンバーのインタビューや日本のポストロックバンド、にせんねん問題の対話なども楽しめます。個人的にはマイス・パレード、アルバム・リーフが好きなので、彼らのことについての文章もあるのでとてもうれしい1冊です。このele-kingっていう雑誌はちょっととがっている感じと専門的な特集が多く、内容もいつも濃いのでついつい新刊が出ると買ってしまいます。大好き。

 

『別冊ele-king ブラック・パワーに捧ぐ』ele-king編集部

昨年2020年コロナ禍、アメリカトランプ政権の下、Black Lives Matter(ブラック・ライブズ・マター:BLM)」と呼ばれる根深い人種差別行為が大問題になりました。この本の冒頭のフォトは2020年7月4日に行われた抗議デモの様子です。そしてすぐ次のページ、フィラデルフィアでの1970年のデモ。この問題の根深い歴史がたった2枚の写真から伝わってきます。この本はこういったヘイト的なことを含めたブラックカルチャーにまつわる書籍。音楽と並行し、たくさんのメッセージが読み取れます。ものすごく音楽性と政治性が強い作品。

読書を楽しもう - お出掛けのおともに

北海道の2月としては道路に雪も少なく先週と打って変わり外出しやすくなってきました。しかし相変わらずキンキンに冷え込み寒い毎日。そして今回も本の紹介!でわでわ。

 

 

『obscure city pop cd's 1986-2006』lightmellowbu

こちらはディスクガイド。「オブスキュア・シティポップ」っていうジャンルはないんですが、この本では要はサブスクに上がっていない、 CDでしか聴くことのできない盤のディスクガイドになります。主に1986年からのシティポップと形容されるジャンルに絞っているものになり、現在のデータ化した音楽ではなくディガーたちがブックオフの250円コーナーなどからガサガサ選んだ名盤・奇盤512枚をピックしています。現在のネット上の音楽やサブスクを否定しているわけではないと思うけど、こだわりやアンチな思想が伝わってくる最近にないいい本だと思いました。単純にシティポップののまだ知らないアーティストを知ることができるし、ステキなジャンルですしね。結構読み応えがあり、CD屋さん、もしくはブックオフに行きたくなるような音楽好きにうってつけのディスクガイド。

 

『シューゲイザー・ディスク・ガイド』佐藤一道・黒田隆憲

またディスクガイド。しつこくてすみません。でもシューゲイザーだけのガイド本ってこの1冊だけだと思うし、内容もGOOD!!紹介させてもらいますよ。

「シューゲイザー」この言葉は聞き慣れない方の方が多いと思います。代表するバンドはマイ・ブラッディ・ヴァレンタインやライド、スローダイヴ、 ザ・ヴァーヴが有名。1990年代にイギリスにてこの手のバンドがブームになりました。足元におびただしい数のペダルエフェクターを置き、それをコントロールし深く歪ませるため常に下を向いて演奏していて、その様子から「シューゲイザー=靴を凝視する人」と呼ばれたことが由来とされています。サイケ感と甘いPOPを融合した音楽スタイルです。日本のシューゲバンドではスーパーカーやルミナス・オレンジ、ゼペット・ストアなども紹介され、ルーツになったバンドではビートルズ、ビーチ・ボーイズなども挙げられています。ぼくはスロウダイヴが好きかな。

 

『スペクテイター〈44号〉 ヒッピーの教科書』エディトリアル・デパートメント

音楽やファッション、必ずついてまわるワード「ヒッピー」。みなさんはヒッピーと呼ばれる人たちがどこで発生し、どういう人たちか、どういうライフスタイルだったか、その思想は・・などぼくもそうですが、全てを理解している人はそうそういないと思います。この本はヒッピー専門書です。今までなかった本じゃないかなと思います。サイケデリアや日本に与えた影響などもしっかり記載。音楽とのつながりやボブ・デュラン、ビートルズ、日本のフォークシーンなどもっともっとカルチャーに造詣深くなれると思います。マンガやイラストも織り交ぜての解説もとてもわかりやすいオシャレな1冊。自分では調べにくい、ビート詩人などもたくさん紹介されていますよ。

 

『スペクテイター〈45号〉 日本のヒッピー・ムーヴメント』エディトリアル・デパートメント

この『スペクター』という雑誌、1999年創刊で最初は『オルタナティヴ・ライフ』というタイトルで常識にとらわれない生き方を選んだ人たちの特集だったらしい。その後も「LOVE AND PEACE」「BACK TO THE LAND」「GROW OUR OWN」などヒッピー系の特集もしていました。前述で紹介した『ヒッピーの教科書』、そしてこの『日本のヒッピー・ムーヴメント』もそういう主旨のもの。前述は海外で発祥した大元の流れでしたが今回のは日本での影響についての内容。この日本でもベトナム戦争以降の反応が確かにあり、ビート詩人、ジャック・ケアルックやボブ・ディラン、ビートルズの影響下、フォーク文化が炸裂します。ウッドストックをモチーフとし最初の野外フェス中津川フォークジャンボリーも間違いなくこのムーブメントの影響下にあると思います。当事者のお話や雰囲気も写真からすごくよく伝わってきます。こちらもマンガやイラスト、写真などをちりばめとてもわかりやすい内容となっています。バックナンバーなのでもしかしたら書店での購入は難しいかも。ディープな昭和を知りたい人のためのリアルな書物です。ぜひ。

読書を楽しもう - ちょっと一息、休憩中のおともに。

今年は寒さがしつこく残っていてなかなか外に出る元気がでません。家でおとなしく本を読んでいようと思います。今回もそんな中から数冊紹介。ジャンルはバラけてしまいますが、よろしくお願いします。

 

 

『アメリカン・ハードコア』スティーヴン・ブラッシュ

2006年に公開された『AMERICAN HARDCORE』の原作。音楽書になります。ドキュメンタリー本です。8086年に起きたさまざまな出来事やシーンを牽引してきた人たちの証言を含み、たくさんのバンドや当時のフライヤー・アートワークも掲載。ディスコグラフィーとしても楽しめますよ。ぼくはこの時期のUSハードコアが大好きなのでたまらない本なんですよね。マイナー・スレット(1番好き)、D.O.A、ブラック・フラッグ、ハスカー・ドゥ、バッド・ブレインズ、ミニットメン、ディセンデンツ、セインツオブバタリオン、ダグナスティetc…超強力なバンドたちについてのストーリー満載です。ぜひ体験してみてください。UKパンクより絶対かっこいいと思います。

 

『ツナグ』辻村 深月

ずっと読もうと思っていてこのたび購入。心温まる小説です。一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者(つなぐ)」という能力を持った青年のお話。何個かの話に分かれていて最後に一本につながる内容。伏線が一気に回収されるところや登場人物一人ひとりにしっかりした葛藤や故人に対する想いがあり、ストーリーを聞いただけでこれは感動するやつだと察知できますよね。本作は2012年の作品で映画化されています。松坂桃李さん、樹木希林さんが出ています。映画も観てみようかな・・

 

『サイレント・ト-キョ-』秦 建日子

東京恵比寿、クリスマス目前のにぎわいの中、爆弾テロが発生。映画化もしているサスペンス物。作者は『アンフェア』も手がけている方なので内容は保証済みのおもしろさ。謎解きとスピード感あふれる最近の作品。ストーリー展開も早く、一気読みできるオススメの1冊です!!2019年の作品、映画化も手伝って書店のおすすめ棚に置いているのも見かけた人もいるはず。

 

『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』リリー・フランキー

俳優としても有名なリリー・フランキーさんの書になります。こちらも映画化、ドラマ化していますね。ドラマの方は速水もこみちさんが出ていて、感動した記憶があります。息子のために生きてくれた母の思い出と誰もが必ず迎えるそれを失う悲しみ。大きな喪失のお話。胸が締めつけられる作品です。両親にいまする会いたくなるあったかい内容。心にくるのでぼくは2回目はなかなか読めないなあ。

話の中にダウンタウンブギウバンド、森進一、石原裕次郎、越路吹雪、ジョン・レノンなどのくだりがほんの少しだけあるんですが、時代背景も相まってCD買ってみたりしました。切ない内容だけじゃなく、オシャレさも少し感じられる作品。

 

『ゴールデンラッキービートルの伝説』水沢 秋生

本屋さんで帯を見たら「令和時代のスタンドバイミー」って書いてあって、これは絶対おもしろいやつだと思いました。ジャンクショップに廃棄されている車を「ゴールデンラッキービートル」と名付けた小学6年生のジュンペイ、ヨウタ、ヒナの3人の成長と冒険のお話。秘密基地にもなっている廃車のゴールデンラッキービートルを動かしてみようとか純粋な気持ちの作品。

大人にこそ読んでほしい。お家でゆっくり読んでほしいステキストーリー。

読書を楽しもう - 寒い冬、引きこもりのおともに。

まだまだ寒い北海道。今週も雪が多く、元気が出ないけど今回も読書シリーズ。それでは!!

 

 

『波よ聞いてくれ』 沙村広明

北海道札幌を舞台にしたストーリー。現在はまだ8巻しか出ていないですが、今、北海道に住んでいるぼくとしてはほっとけない良作品!!ひょんなことからラジオパーソナリティデビューする元気いっぱいな主人公。性格もおもしろくて好感がもてます。破天荒な性格と行動と勢いでドタバタ劇を繰り広げるサクセスストリー?っぽい内容。

余談ですが、お話の中にカメの飼育をしているシーンがあって、その時に紹介されたアーティストがトータスでした。作者は音楽も好きなのかな。

 

『ヒップホップ (ディスク・コレクション)』監修 ダースレイダー

こちらは音楽書。ディスクガイドになります。HIPHOPを勉強中なのでとても役にたっています。CD買うのが楽しくなりますね。このガイド本はアーティストが地域によって分けられていなくて、音楽の傾向としてジャンル分けされているのも特徴。地域性で説明されるより純粋に音を楽しめるので個人的にはうれしいです。ギャングスタが嫌だとかウエストが苦手だとか変なバイアスがなくなるので選びやすい!!2000年代以前のものも多く紹介され、大半をリスナーが買い集めやすいCDで紹介してくれているのも優しくてとても使いやすい。 HIPHOPに興味のある方読んでみてくださいね!!

 

『UKニューウェイブ』小野島 大

こちらもディスクガイド。「ニューウェイブ」というジャンルの定義はないけどこの本に紹介されているアーティストはこの時期の主要なアーティストばかり。ほぼ網羅していると思います。すごく参考になるガイドブック。パンク以降の流れがつかめるし、内容も良し。ロック好きの方に読んで欲しいです。PILや エコー&ザ・バニーメン、ザ・キュアー、ジョイ・ディヴィジョン以外にも刺激的なアーティスト盛りだくさん。ポジティブパンクも結構紹介されているのもうれしいです。

 

『ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる』山崎 満広

10年連続、全米で「一番住みたい都市」に選ばれているおしゃれシティ、ポートランド。スモールシティ、コンパクトでクリエイティブな街はどうやってできているか・・というステキな趣旨のイノベーション本。ナイキやコロンビアもポートランドだし、音楽ではポイズン・アイディアとかもポートランドだったっけ。コーヒーも有名ですよね。この本の肝となるワードは「イノベーション」。日本でも地方創生とかいろいろ注目されていますが、ポートランドがやっぱり目立つところのモデルケースじゃないかなと。ぼくは地域作りなんて大それたことはできないですが、知識としてこういう本を見るのは大好き。ポートランドのキレイな景色とは街並みもたくさん見れる本なのでぜひ手にとってみてください。

 

『東川スタイル 人口8000人のまちが共創する未来の価値基準』編著 玉村 雅敏・小島 敏明

こちらもイノベーション本。北海道内の事情ですが地方で抱える大問題、過疎化。若者の減少傾向は歯止めが効かず、頭を抱える自治体も多いはず。そんな中、定住者が過去20年で14%増加。人口8,000人に膨れ上がった理由について東川でクリエイティブな活動をしている人たちのコメント、ステキなお店などを紹介してくれています。

この本に影響を受け、実際に東川町に行ってきました。とても小さい街ですが、すごくキレイでお店の人や暮らしている人がどこかいい意味で都会的に感じました。地産に元気があり、若い20~40代の起業している人たちの会社やお店もカッコよい。コーヒー屋さんもあるしオシャレな服屋もあり町の中心にはみんな気軽に行ける中規模な道の駅も。そして何と言っても麓から見える大雪山。前述で紹介したポートランド本に通じる内容かもしれないですね。行ってみてください。ぜひ読んでみてください。東川スタイル!!

読書を楽しもう - コーヒーのおともに。

この記事を書いている今はちょうど冬。北海道の冬はとても寒く、ストーブを2台つけていないとなかなか家の中も暖まらないです。-10℃から-13℃くらいはあたりまえ。冬景色はとてもキレイで好きなのですが、あまりにも寒い!!でもあったまった部屋でコーヒーを飲みながらゆっくり読書を楽しめるいい季節でもあります。今回は最近読んでいる・読み終えた本を久しぶりに紹介しますね。それでは・・

 

 

『閃光スクランブル』加藤シゲアキ

ジャニーズグループ、NEWSメンバーの加藤シゲアキさんの第2作目。人生に行き詰まったアイドルの亜希子とパパラッチの巧、ふたりのお話。亜希子はグループの世代交代という節目の中で葛藤し、巧は昔大切な人を失っていて心に傷が。ふたりの人生が交差し、心を癒していくお話。結構ハードボイルドで後半のスピード感はスリルもあります。人生が思い通りにいかず、あがいている描写がリアルです。ジャニーズはあまり詳しくなかったのですが、この小説で作者のファンになりました。処女作の『ピンクとグレー』もおもしろいです。

 

 

『ステップファザー・ステップ』宮部みゆき

両親が駆け落ちし家出。そして親が家にいないときに泥棒が・・

これは哲(さとし)と直(ただし)という双子の兄弟とプロ泥棒が父親代わりをさせられるというドタバタなストーリー。宮部みゆき作品なので間違いはないですよ。3人がいろんな事件に遭遇し、立ち向かい解決。絆もどんどん深まり最後は心にぐっとくる感動が。1993年と結構前の作品ですが今も色褪せないポップな感じでとても好き。

 

『この灼けるほどの光、この太陽、そしてそれ以外の何もかも──ジョイ・ディヴィジョン ジ・オーラル・ヒストリー』ジョン・サヴェージ

マンチェスターで結成されたジョイ・ディヴィジョンというバンドの物語。メンバーや関係者のみの証言で作られているので本当にリアル!!このバンドのことを知らない人はちょっとつまらないかもしれないので共感度数は高くないかもしれないです・・7080年代のマンチェスターの空気感も伝わってきます。この本もですが、バンドの音も聞いてみてください。「ポストパンク」といえば彼ら。ジョイデヴィジョン解散後のNEW ORDERもいいですが、ぼくはやっぱりボーカル、イアン・カーティスが好き。内容としてはこのバンドのドキュメンタリーみたいな感じ。当時の情景や情勢、彼らを取り巻く環境や想いがつづられています。故イアン・カーティスの人となりも見えてきます。ロック、特にポストパンク、ニューウェーブに興味がある人はチェックしてみてください。

 

『ジャパニーズ・シティ・ポップ [増補改訂版] (ディスク・コレクション)監修 木村ユタカ

こちらも音楽書。最近ディスクガイドにはまっていてジャンル関係なく集めているんです。その中の1冊。勝手な解釈ですが、ジャパニーズシティーポップって和製AORだと思っていて、まあそんな感じの素敵なディスクガイドになります。(一概にはカテゴライズできないですが・・)

日本の60年代~2000年代初頭くらいのものが幅広く紹介されています。はっぴいえんどとかティン・パン・アレーなんかも。あとみんな大好き山下達郎、竹内まりやまで。ふむふむ、となれる日本におけるシティポップの教科書みたいな本。最近のお気に入りでバッグに入れて持ち歩いています。

 

『北北西に曇と往け入江亜紀

アイスランドが好きになるマンガ。主人公は車と会話ができるという不思議な能力を持っています。小さな島アイスランドでの日常や些細な事件などちょっとの謎と推理要素が全編を通してみられます。ちなみにこの記事を書いている現在はまだ5巻までしか出ていないです。旅をしたくなる内容と描写で空気感、登場人物もとても澄んでいて好感がもてます。絵もキレイですよ。なんとなくシガー・ロスの曲が合いそう。アイスランドのレイキャビク出身のバンドですしね!!