shigashiga’s diary

ファッションと音楽のつながりをCDレビューを通して紹介・考察するブログです。

Sanuk(サヌーク)|ブランド紹介

f:id:sigasiga:20220318174634j:plain 暖かくなってきました‼︎そろそろサンダルシーズンです。
ということで今回はアメリカのフットウェアメーカー Sanuk(サヌーク)についてです。
サーフィンをしている人には馴染みがあるかもしれないけれど、多くの人にはマイナーで聞きなれないブランドだと思います。
ですがサヌークは履き心地がすごく良く、デザインも優れているのでぜひチェックしてみてください。

www.sanuk.com

ブランドの設立

サヌークのスタートは1997年、創業者ジェフ・ケリーによりアメリカ・カリフォルニアのソラナビーチで設立。ブランドとしては90年代のスタートと比較的新しめで、サーフカルチャーやビーチスタイル、ヨガやトラベルなどのシーンにもインスパイアされたデザインが特徴的です。独特の素敵な色使いも好印象。”Fun&Funcution”を理念としていて、楽しく快適で遊び心あふれるフットウェアを展開しています!!

経験を生かした物づくり

ジェフ・ケリーは長年のサーフィン経験を生かしてアイディアを練りあげます。そして誕生した製品第1号が人工芝マットを使ったサンダル、”Fur Real”になります。

そしてブランドの代表作となった”Wire Me Up”はタクシーに敷いてあったマットから着想を得たもの。

さらに、サーフィンをした後にビーチから長い階段を歩くとき、シューズを履くよりも素足の方が楽だと感じ、足が自由でより自然な感覚で歩くことのできる”SWSシリーズ"の開発も進めます。SWSシリーズのコンセプトは"Not Shose"。ラストがなくサンダルのようなフレキシブルなシリーズで、製造方法はライセンスを取得。より快適で楽しいライフスタイルにフィットできるように現在も進化しています。

他にも、ヨガマットをサンダルに使えたらもっと楽になるのでは、という着想から生まれた”Yoga Mat Sandale”というおもしろいラインもありますよ!!

ブランドの由来

一風変わった「サヌーク」というブランド名の由来は、タイ語で「楽しみ」を意味しているそうです。

余談ですが、今はデッカーズ・ジャパンという会社が主だった展開をしていてくれているのですが、このメーカーさんは他にもUGG、Tevaなんかも取り扱っています。センスのあるセレクトですよね!!サヌークも好きですが、Tevaも結構好き。

ドノヴァン・フランケンレターも履いている!!

僕がこのサンダルを知ったのはプロサーファーでありミュージシャンのドノヴァン・フランケンレターが着用していて「おや??」と思ったのがきっかけ。他にも個性あるサーファー、ミュージシャン、スノーボーダー、ロッククライマーなども着用しています。


最後に

商品開発に至る経緯やクオリティーも素晴らしいのですが、何と言ってもリゾートっぽいゆるさをまとった見た目がとてもいい!!ブランドロゴもかわいいです。

ちなみにドノヴァン・フランケンレターの音源もなかなかいいので聴いてみてください。おすすめは『Donavon Frankenreiter』と『Move By Yourself』の2枚が最高。サンダルを履きながら素敵な音楽も一緒に楽しんでみてください。今日はここまで!!


Haglöfs(ホグロフス)|ブランド紹介

f:id:sigasiga:20220315171722j:plain北欧のアウトドアブランドHaglöfs(ホグロフス)について!!
本格的なアウトドアショップはもちろん、オシャレなセレクトショップでも展開のあるメーカー、ホグロフスをみなさんご存知でしたか?
印象的な「H 」のマークが目印。
少しアッパープライスですが良ブランドです。
今回はこのブランドについて学んでいきます!!

haglofs.jp

ブランドのスタート

歴史はかなり古く、1914年にスウェーデンのダーラナ地方の小さな湖のほとりで創業。創業者はヴィクトル・ホグロフス。ダーラナ地方のトーションという町でハンドメイドのバックパックを作ったことがプランドの始まりとなります。意外にも最初の商品は農家や林業、労働者、学校に通う子どもたちに向けて作られたバックパックでした。北欧の厳しい自然環境に対応できるハイクオリティなウェアやバックパックを作り続け、現在も洗練されたアイテムを提案し続け支持されています。ちなみに僕もバックパックや防水ジャケットは使わせてもらっています。

ヴィクトルが作った販売マニュアル

ブランド初のアイテムは通学用バックパックで当時の販売マニュアルが残っているそうです。

「製品番号6:外ポケット無し、レザーの裏地を付けたフラップのあるバックパック。ブルー系グレー、またはブラウンの防水生地使用。サイズ33x 35c m、価格1ダース10.80クローナ、1個0.90クローナ(生地番号3677)」
出典:ホグロフスの歴史

このサイズ感や防水性のあるデザイン、値頃感もヒットしたことでビジネスが軌道にのり、1916年に「W. Haglöf, Ryggsäck s fabrik , Torsång(W.ホグロフス・リュックサック・ファブリックトーション)」という名前で会社登録します。これを起点に会社は大きくなり、さらにバッグも人気に火がつき、販売エリアもどんどん大きくなっていきます。1919年には初めての専門工業を設立し従業員を雇い始めます。

2人の息子、ハンスとルドルフ

1950年、ヴィクトルの息子であるハンスとルドルフが家業を受け継ぐことになります。彼らは画期的なフレーム構造のバックパックを考案することに!!1978年にはテントや寝袋を扱う会社マンバイスと合併し、スウェーデンを代表するアウトドアメーカーになります。

ホグロフスのヒットアイテム

ノリに乗っているホグロフスはどんどん新しいアイテムをドロップしていきます。抜群のフィット感を誇るバックパックタイトのリリースが世界的なヒットを記録。1995年にはアパレルラインの生産もスタートします。整形外科医と共同で開発したハイキングシューズライントゥーゴーの販売もこの時期のもの。


現在

ホグロフスは2000年代になっても活発な活動を続けていて、ISPOアワード(ドイツのミュンヘンで1月から2月にかけて開催される世界最大級のスポーツ展示会・見本市のこと)アウトドアインダストリーアワード(ドイツ国境近くの街で毎夏に行われる、欧州市場の流通事業者・メディア向けアウトドア用品総合展示イベント『The OutDoor Show Friedrichshafen』で選ばれる賞のひとつ)などアウトドア界の権威ある賞を数々受賞。

2008年には環境への取り組みが認められ、ブルーサイン認証(繊維業界において環境、労働、消費者の観点における持続可能なサプライチェーンを経た製品に付与される認証のこと)も受けています。そして同年、バックパックのベストセラーモデルであるタイトが累計販売100万個を達成します。(アパレル業界では1万個売れたらヒット商品と言われています…!!)

今ではアウトドアファッションの普及でセレクトショップでも展開され、タウンユースとしても人気のあるブランドになっています。シンプルで無駄のない洗練されたデザインはカジュアルに使っても全然違和感ないですしね!!バッグが有名なんだけど、アパレルラインもかっこいいのでチェックしてみてくださいね。個人的には少し薄めのシェルとフリースが好き。

REMI RELIEF(レミレリーフ)|ブランド紹介

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www.beams.co.jp

アパレルブランドREMI RELIEF(レミレリーフ)についての紹介!!
セレクトショップでもたまにセレクトされていたり、リユースショップでもなかなかのお値段のおしゃれブランドです。

どんなブランド??

レミレリーフは2008年スタートの比較的新しいブランド。
日本発のファッションブランドで、当初はメンズだけの展開でしたが現在はウィメンズの展開もあります。 現代のフィルターを通して洗練されたアメカジブランドといった雰囲気のカジュアルメーカーだと思います。 デザインは後藤豊(ごとうゆたか)さんが担当し、岡山県の自社工場で素材の染色や加工を行なっています。 岡山のブランドっていうだけでデニムを連想させてくれるし、おしゃれなイメージが湧きますよね。

僕はマスタード色のTeeシャツ、ヘヴィウェイトのスウェット、春用のチェックシャツを何枚か持っていますが、いずれも色彩がとてもよく、ジーニングにぴったりで欠かせないアイテムになっています。 ボディもしっかりしていて、洗濯しても着崩れないので、長いスパンで使用しています。

素敵なコンセプト

量ではなく「質」に重きをおいていて、糸・撚り糸・編み立て・プリント顔料・加工と全てにこだわりながら無駄を取り除いた究極のアメリカンベーシックを追求しているそうです。 高いクオリティと高品質なアイテム群はこういったこだわりが下地になっているからなんですね。 『High Quality Of Life』がレミレリーフの信条となっているそうです。

ブランド名の由来

ブランド名の『レミレリーフ』は

  • REMIX=「ミキシングし直す」という工夫
  • RELIFE=「取り除く」という作業

を意味しているそうです。
ひとつひとつの工程に工夫を付け加えながら余計なものを取り除く。
結果、「いいもの」が生まれるという作り手さんの思いとこだわりがつまったかっこいいネームですね!!

まとめ

生産から加工までデニムの聖地岡山県倉敷で作っていて、古き良き時代のアメカジを表現している一方で、現代的なシルエットを取り入れているので、カジュアルすぎず、懐古主義っぽくもならない。 大人な洗練されたデザインを見せてくれるバランスのいいアパレルラインが揃っているので、ぜひチェックしてみてください。 僕の住んでいる地域では取り扱い店舗が少なく、手に入れるのに結構苦労するので服屋さんで見かけると嬉しい気分になれるブランドのひとつです。

気合を入れて着る服というよりも普段の生活の中でさらっと着られて、日常に少しだけ彩りをそえてくれるような服たちだと思います。 タイトなサイジングのもの多くある印象なので、女性がカジュアルに着こなしてもいいかも!

ちなみに、B'zの稲葉さんも着用しています!!
B'zを聴きながらレミレリーフを着てオシャレしましょう!!
アルバムの中では『EPIC DAY』『Dinosaur』『IN THE LIFE』が特に好き!!

A HOPE HEMP(ホープヘンプ)|ブランド紹介

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www.ahopehemp.com

ヘンプ(麻)を使ったアパレルブランドA HOPE HEMP(ホープヘンプ)について!!
みなさんはヘンプ素材の服って着たことありますか?
きっと、普段から「ヘンプしか着ない」ってこだわっている人はいないと思うんだけど、実は僕は肌が弱くて、化学繊維だと赤くただれたり傷になったりしてしまうんです。
なので、必然でコットン100%とかオーガニックなものがどうしても必要なんですが、特に今回紹介するホープヘンプというブランドの良さを伝えられればと思います。
僕と同じ肌が弱く、厄介なアレルギー持ち、服が好きだけど何を着てもいいというわけにはいかない人におすすめの記事とブランドです!!

スタート

1998年にヘンプ本来の有用性を伝えるためにできたブランドです。ヘンプ(麻)の優れている面は、手触りがいいこと、吸水性・速乾性、さらに調湿性に優れていること。汗っかきな人にもいいですよね。他にもUVカット、抗菌力、消臭などもいいとされているみたい。

もともと

1枚のTeeシャツ作りから始まり、常に機能美がアップデートされて、今尚そのクオリティは追求し続けられています。このブランドの顔のひとつはこのTeeシャツです!!

ヘンプ素材の特性上、洗うたびにシャリ感が増して、より清涼感のある風合いに変化していきます。そしてカラーバリエーションもたくさん。ゆったりとしたサイズかんもいいです。他にも独自の染めやステンシルなど世界観をもったアーティストさんとのコラボもあったりします。

もうひとつのおすすめアイテム

Teeシャツの着心地もさることながら、もうひとつのブランドの売りとなっているのがヘンプのソックス。ヘンプの素材感や特性がしっかり活かさされた最高の履き心地だと思います!!プライスも比較的良心的で1,000円からのものがほとんど。熱い日でも蒸れ感のないドライな履き心地にびっくりすると思います。

他にも

Teeシャツやソックスだけでなくトータルで提案されていて、夏とても履き心地の良いショーツやコットンとヘンプを混紡して作った少しヘヴィウェイトなパーカーも◎。

ビートっぽい雰囲気

少しヒッピー調でビート・ジェネレーションに影響を受けたようなプリントや配色、染めも魅力のひとつ。シンプルなデザインや素材感もとてもいいのですが、一方、彩りがいい派手目なデザインにもしっかり展開されています。ボブ・デュランやビートルズ。ヒッピーカルチャーやジャック・ケルアックの『オン・ザ・ロード』(名著です!!)が好きな人にもぴったりな雰囲気とラインナップ。

やっぱり着心地

そして忘れるところでした。もうひとつの個人的なおすすめはヘンプ生地の生成りカラーのロンTee。Teeシャツも使い勝手がいいのですが、ジャケットを重ねたりすると腕の部分が半袖なのでダイレクトにジャケットの裏地に皮膚が当たってしまうんだけど、当たり前のことながらロンTeeだとそれも解消してくれます。痒さとかもなく一日中さらさらとしています。速乾作用もあるので洗濯しても一日で乾きやすいのでローテーションしやすいのも魅力のひとつ。

最後に

自分ごとの記事でしたが、肌障害やアレルギーで困っている方がいたら試してください!!

Penfield(ペンフィールド)|ブランド紹介

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ジーンズショップでも見かけるアウトドアブランドペンフィールド
Pの中にクマの可愛らしいロゴが有名なペンフィールドについて今回は勉強していきます!!

スタート

ペンフィールドはアメリカのマサチューセッツ州ハドソンにて1975年にハーヴィー・グロスによって設立されます。
ブランドロゴになっているPの中にクマが入っているマークはダウン製品の暖かさと自然への優しさを表現したもの。
そしてファッションファングションの両立」を信条として、ニューイングランドの厳しい気候に対応できるようにデザインされたアイテムを提案しています。
ファッションへの参入も活発なのもこういう経緯があるからなんですね!!

70年代のヒット作

今ではなんとなくマウンテンパーカータイプのジャケットやダウンがブランドイメージとして定着している感がありますが、最初の大きなヒットアイテムは意外にもアウトバック(Outback)というベストでした。

軽くて手入れをしやすいオリジナルグースダウンを用いたこのベストが初期の代表作。
ちなみに今でも生産しているサミット(Summit:N/Cダウンジャケットの原型)になったワイルドキャットもこの時期から存在していました。

日本での展開も1979年ごろからスタートしています!!

日本でも

ベストが大ヒットし、その実力も認められ、L.L.Bean、イースタンマウンテンスポーツ、ゴアテックスなどの防水ウェアの生産も担うようになります。
他にもフリースにも力を入れていて、モルデンミルズ社のポーラフリース(今はポーラテック)を使用した商品も1981年頃に販売します。
日本でも徐々にアウトドア好きだけではなく、ファッション方面からも支持され始めます。

バッサン

90年代になるとマウンテンパーカバッサン(Bassin)が大ヒットします!!
60/40クロスにテフロン加工を施した防水・防風に優れたこのジャケットはものすごいヒット商品になり、このジャケットを基調にカッソン、ギブソンというモデルのヒットにつなげることにも成功。
90年代はバッサンのヒットを起点に輸入販売にも力を注ぎ、世界に販路を拡大。
そして日本でも「アウトドアといえば」という地位をしっかり築いていきました。
シーンをリードするメーカーに。

2000年代

2000年にはノーム・トンプソンの賞を受賞したり、ロックバンドのオアシスがプライベートで着用していたりと、カルチャー路線でもしっかりとリンクしていて、若いユーザーの指示をどんどん増やし続けていきます。

現在

日本とアジア3地域(中国・香港・台湾)における商標権を共同保有しているヤマトインターナショナルがリブランディングの一環としてヘリテージライン(ヴィンテージ感のあるタグ)やホワイトライン(クリーンなホワイトダグ)など新しいラインを設け、アウトドアだけではなく都市生活でも使いやすいような提案も打ち出しています。
セレクトショップにも陳列されているのもよく見かけるようになりましたよね。

ペンフィールドは高いのか安いのかよくわからないイメージがありましたが、近年のハイプライスなものはリブランディングされているからなんですね。
改めて時代を追うといいブランドだなと思います!!
アメリカのアウトドアブランドってかっこいいものが多いと思います!!

FIRST DOWN(ファーストダウン)|ブランド紹介

f:id:sigasiga:20220301003515j:plainwww.firstdown-official.com

今回はファーストダウンについて!!
不穏な街のアウトドアブランドがスタートしたのは1983年。
アメリカニューヨーク州にて韓国系移民だった創業者YOUNG IN CHUNGによって設立されます。
80年代のニューヨークは世界でも有数の犯罪多発地域都市で当時は陰鬱なムードと緊張感が立ち込めていました。
お世辞にもいい環境とは言えない状況下でも人々からは強いパワーが感じられ、アートや音楽などのストリートカルチャーが隆盛を迎えていた、そんな時代に生まれたのがこのブランド、ファーストダウンになります。
アクティブなシーンにおいて、羽毛がみっちりと詰まったアウターは厳しい環境に最適なアイテムとなりました。

創業者YOUNG IN CHUNG

彼はポケットに$100だけ握りしめ、野心メラメラでニューヨークにたった一人で降り立ちます。
構想を練り、ニュージャージーでファーストダウンを1983年に立ち上げます。
ちなみにブランド名のファーストダウン「ダウンジャケットでナンバーワンになる」という志とアメフトの「ファーストダウン」をかけたもの。
彼はキャッチフレーズに”Dream It.Be It."を掲げてさらに商品開発に励みます。

なぜニューヨークだったのか?

当時のニューヨークは治安も悪く不安定なのも確かでしたが、一方ではこの頃すでにビジネスとファッションの中心地となっていて、人々の間では「ここで成功できれば世界のどこでも成功できる」と信じられていました。彼がニューヨークを選んだ一番の理由もここにありました。
アメリカンドリームを絵に描いたような背景のあるブランドです。

90年代カルチャーとのリンク

質の高さは折り紙付、
そして都会的で前提的なデザイン。
創業当時からずっと展開しているバブルジャケットに人気の火がつきます。

オーセンティックなデザインはヒップホップアーティストのノトーリアスB.I.G.やマイケル・ジャクソンにも愛され、ボデガ・バムズの歌詞の中に”93 with the First Down bubble” 『NAVY』とラップしているのもとても有名。
昔のスケートボードの映像なんかにもスケーターが着用しているのを見た記憶があります。
ニューヨークカルチャーとデザインがしっかりブレンドされているメーカーだと感じます。

気になるお値段

ヒストリーをざっと理解した上で、なんでこんなかっこいいブランドがデパートの紳士コーナーや某量販店で比較的低プライスで売られているのかという疑問と、一方でセレクトショップでも展開され、なかなかのアッパープライスで売られているというこの謎が必ず出てくると思います。
はっきり言ってしまえば、ライセンス商品だということ。
量販店やスーパーなんかで見かけることが多くなり、安くてダサいイメージがある方が多いのかも。

時代も移り変わり、ファッションの傾向や値頃感も変わって(ファストプライスのお店の台頭とか…)どこにでも卸しすぎて本当の価値が下がったのが理由かなと思います。
2018年以降、ファーストダウンを取り扱う株式会社水甚がこの現状を変え、セレクトショップでの展開や百貨店に向けた高級ラインを展開し始めていて徐々に昔のイメージから変わってきていると思います。
みんなが見ている高いファーストダウンはこっちなんですね。

Timberland(ティンバーランド)|ブランド紹介

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知っているようで知らないティンバーランド
かなり有名ですよね。
世代問わず人気のティンバーランド、
実のところはどういったブランドなのか勉強していきます!! www.timberland.co.jp

ブランドの始まり

1918年、アメリカボストンにて創業者であるネイサン・シュワーツが自身でブーツを作り始めたのがきっかけ。
ブーツを作る過程の中で、レザーの裁断、縫製、ソールの貼り付けなどこだわりのある精巧で緻密なブーツの作り方のノウハウを習得。
現在の原型の礎となるタフさとオリジナリティのあるデザインはこの時期に培われていたもです。

ステップアップ

1952年、ネイサンはサウスボストンにあるアビントン・シュー・カンパニーの権利を半分手に入れます。
3年後には残りの権利を全て手に入れ、1955年には100%子会社にしてしまいました。
この頃から2人の息子シドニーとハーマンが会社経営に加わります。

技術の進化

後世にも残る技術的な躍進を遂げるティンバーランドですが、この2人の息子たちのアイディアはブランドをさらに強固なものにしていきます。
シドニーは射出成形の技術を靴の製造に採用し、ソールとレザーアッパーを縫い合わせることなく一体化させ、つなぎ目から水が染み込む心配のない完全防水のブーツを世界で初めて開発します。

イエローブーツ

厚みのあるラバーソール、防水性に飛んだプレミアムフルグレインレザー、縫製や貼り付けなど高いレベルの職人技術がブレンドしたイエローブーツはすぐにブランドの顔となりました。
シドニーはこのイエローブーツに「ティンバーランド」という名前をつけて発表し、その後社名にティンバーランドを採用。
1978年にティンバーランドというブランドが初めて完成しました。
1980年にはレディースラインの販売も開始され、さらに注目を集め、特にアメリカでムーブメントだったヒップホップアーティストからの支持も高く、日本でもストリート系ファッションに多大な影響をもたらしています。

現在

当時の勢いを全く失わず今も、日本・海外問わずユーザーを増やし続けているのがティンバーランドのすごいところ。
今では充実したアパレルラインも登場していて、キッズラインも登場しています。
僕が好きなヒップホップアーティストNasも着用していた記憶もあるし、アウトドアを背景にしたアメリカらしいブランドではあるけど、しっかりカルチャーとリンクしていて独自のかっこよさも兼ね備えているブーツだと思います。
結構有名人も使用していたりしていて、ファレル・ウィリアムスやNas、日本だとEXILEのメンバーや3代目JSOUL BROUTHERSもライブやプライベートでも着用しているらしいです。

最近はイエローブーツから少し遠ざかってしまっていて所有してなかったのですが、たまにブーツを買いに行ってみようかなと思います。
バックボーンもしっかりしていていいブランドですよね。
比較的手に取りやすいメーカーなのでみなさんも試してみてくださいね。