今回は僕の大好きなダイナソーJr.(Dinosaur Jr. )について紹介したいと思います。
このバンドはロック、オルタナ、グランジというジャンルにカテゴライズされるのかな。
でもジャンル分けなど必要ないくらいすてきなロックバンドなのですよ!
知っている方もいるかもしれないけれど90年代のバンドの中だと
ニルバーナ、マッドハニー、パール・ジャム、ジェーンズ・アディクション、
有名どころに比べるとこの日本だとあまり名が通っていないかも。
どの作品もとても優れているのですが、
その中でも個人的なオススメ盤4枚を発売順、時系列に紹介します。
- 『BUG/バグ』(1988年)
- 『GREEN MIND/グリーンマインド』(1991年)
- 『WITHOUT A SOUND/ウィズアウト ア サウンド』(1994年)
- 『Beyond/ビヨンド』(2007年)
『BUG/バグ』(1988年)
1985年に1stアルバム『Dinosaur Jr.』、87年に2ndアルバム『You’re Living All Over Me』をリリース。そして一躍脚光を浴びるきっかけになった作品がこの3rdアルバムになります。
1曲目”Freak Scene”はアコースティックギターとノイジーなギターが混ざった勢いのあるサウンドとさわやかさが特徴。
3曲目”They Always Come、9曲目”Don’t” などもキャッチーで脱力感があり、アルバムを通してミドルテンポ・ハイテンポの配分バランスがとてもいいです。
メローな曲もあるので横ノリ、サーフィン、スノーボードをする人にもピッタリだと思います。
特に1曲目の”Freak Scene”は大好きな曲です。
『GREEN MIND/グリーンマインド』(1991年)
すごく有名なジャケット。
このジャケットのTシャツ、よく着てたなー
1980年代、インディーレーベルのホームステッドとSSTから3枚のアルバムをリリース後、1990年代に入ってからのメジャー1作目で通算4枚目。
J.マスシスの轟音ギターとディストーション、ちょっとだけ甘ったるいボーカルはいつも通り。
ギターのルー バロウは不在??
ドラムのマーフは3曲のみ参加。
そしてガンボール(GUMBALL)というバンドのドン・フレミング(Don Fleming)がゲスト参加しています。
でもほとんどJ.マスシス一人で演奏しているみたいです。
過去3作に比べると少しポップな感じ。
疾走感も哀愁もただようすてきアルバム。
オススメは1曲目”Wagon”、3曲目”Bowing it”が特に良いです。
3曲目のファンキーなアレンジも好き。
『WITHOUT A SOUND/ウィズアウト ア サウンド』(1994年)
瓶を栓抜きでポンと開けたようなサウンドで始まる1曲目”FEEL THE PAIN”なんかはポップでメランコリックな良い曲です。
全体を通すと今までの作品に比べると少し地味かも。
でもこのアルバムは結構好きですね。
ジャケットのアートワークは80~90年代を代表するスケートボーダーのニール・ブレンダーによるもの。
彼のイケイケハードコアなスケボーも最高!!
鬱々としている謎の生き物のジャケットはアルバム全体のイメージにつながっているような気がします。
高校のときにタワレコのお兄さんにおすすめされてからずっとお気に入りです。
電車通学のときに聴いていたので思い出もあるなあ・・
『Beyond/ビヨンド』(2007年)
J.マスシス、ルー・バロウ、マーフらオリジナルメンバーによる18年ぶりとなるフルアルバム。
初期の彼らや後期、特にグリーンマインドなどが馴染み深いかもしれないけれど、リ・ユニオンしたこのアルバムもすごい!!と思います。
ルー・バロウのギター、J.マスシスのヨレヨレボーカルも以前よりパワーアップしている感もあります。
全体を通すと曲は長尺なものはあまりなく、スラッと一気に聞くことができる作品です。
轟音・スピード感もバランス良し。
個人的に好きな曲はこの4曲です。
・1曲目 ”Almost Ready”
・4曲目 ”Back To Your Heart”
・5曲目 ”This Is All I Come To Do”
・6曲目 ”Been There All The Time”
4曲目と6曲目はシングルにもなっています。
2005年にはオリジナルメンバーでフジロックにも出演していました。
その布石があってからのこの作品なのかな。
1曲目”Almost Ready”は僕のすきなエイリアンワークショップというスケートボードチームのDVD『Mindfield』の中でも使われている曲です。
疾走感のあるかっこいい曲です。