sigasiga’s diary

ファッションと音楽のつながりをCDレビューを通して紹介・考察するブログです。

【ファッション&音楽編】Kim Gordon × X-girl

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Fernando GonzálezによるPixabayからの画像

 

近年90年代ファッションが再び台頭し、レディースストリートブランド《X-Girl》を着ている女の子を多く見かけます。雑誌の付録やいろんなブランドとコラボしたり。

今日はレディースブランド《X-girl》とキム・ゴードン(Kim Gordon)を簡単に紐解いていこうと思います。

 

 

キム・ゴードンとは

”ソニック・ユース(SONIC YOUTH)

まずこのバンド名を知っている方、多分10代、20代にはあまりいないのかも。音楽、ロック好きの方は名前くらいは聞いたことがあると思うけど、実際に音楽を聴いたことのある人は少なくなっているんじゃないかと。

キム・ゴードンはこのバンドの女性ベーシスト。ジャンルはロック。ハードコアのレーベル《SST》からもアルバムをリリース。SSTブラック・フラッグバッド・ブレインズ、ダイナソーJr.、サウンドガーデンなどもアルバムリリースしていて、とても良質なインディーレーベルです。ソニック・ユースは作品数も多く、難解なものも多いかもしれないですが、次に紹介する作品はわりと聴きやすいと思います。

 

『Bad Moon Rising』(1985年)

『DayDream Nation』(1988年)

『GOO』(1990年)

 

Goo』のジャケットは見たことある人もいるはず。かっこいいですよね。1曲目はオルタナティヴ、ノイズ、エクスペリメンタル、ノー・ウェイヴと基本はロックなのですが、さまざまな形式のジャンルを取り入れています。よかったら聴いてみてくださいね。ちなみに秋田県のはまなす画廊という防波堤に『Goo』のジャケットデザインを描いた壁面があるのですが、かなりかっこいいですよ。

X-girlのはじまり

1993年、キムはプッシー・ガロアというバンドのジュリア・カフリッツ(G)の妹デイジー・ヴァン・ヴァースと《X-girl》立ち上げを考えます。ジュリアはフリー・キトゥンというバンドをキムと一緒にやったりします。プッシー・ガロアは元ソニック・ユースのボブ・バート(Dr)も加入しており、バンド同士のつながりも強かったようです。アート色の濃い良いバンドも多く、優れた才能を感じます。

当時のNYは特にダウンタウンの流行はグランジにインスパイアされた、オーバーサイズでラフなスケートウェアが主流となっていました。そんな中、キムとデイジーはもっと体にフィットし、クリーンでカジュアルなルック・ウエアをずっと模索していました。デザインのイメージは「メインストリートのならず者」の頃のブライアン・ジョーンズとアニタ・パレンバーグ。ゴダールの映画『気狂いピエロ』のアンナ・カリーナにインスパイアされた服。

その後、ビースティ・ボーイズのマイクDを介し、アパレルにたずさわっていきます。ボーイズラインのみの《XLARGE》の運営者と仲良くなり、店舗スタッフとして働いていたデイジーにレディースラインをやってみないかと提案。デイジーがキムを誘う形で発展。キムは以前から考えていたフィットする服、そのスタイルをこれからのブランドのデザインへ落とし込み、翌年、1994年に《X-girl》はスタートしました。 

X-girl、本格的な進出

《X-girl》のファーストコレクションは映画監督やスケートフィルマーとしても有名なスパイク・ジョーンズと当時はガールフレンドだったがのちに妻となるソフィア・コッポラの発案で、路上で《X-girl》のファッションショーをゲリラ開催する企画を提案。ふたりがモデルと場所を見つけ企画全体をプロデュース。

クロエ・セヴィニーが働いていたレイヴのセレクトショップ店「リキッドスカイ」といった店から当時のストリートウェアは進化を見せていました。ライオット・ガールバンド、ビキニ・キルのキャスリーン・ハナのMTVビデオの出演も追い風になり、ブランドは更に認知度を高め、それまでにないクリーンでカジュアル、そしてフィットを追求した新しいレディースストリートウェアとして認知されることに。高いデザイン性とクオリティ、ストリートカルチャーに根ざしたスタンスは現在も支持されています。1998年に日本企業のBs INTERNATIONALに売却され、この日本でもオシャレのアイコンとして多くの好感を得ています。 

さいごに

《X-girl》Teeシャツやアウター、アイテムを購入したあと、その足でレコード・CD屋さんへGO!!ソニック・ユースにビースティまたはスパイク・ジョーンズの作品をDVDなどで見て感性に触れるもの楽しいと思いませんか??スパイク・ジョーンズはスケートボードのフィルマーとしても有名なので、スケーターやアートに興味のある方、ぜひ見てください!『マルコヴィッチの穴』と『かいじゅうたちのいるところ』・・他にもいい映画作っていますし、1990〜2000年代前半のスケートVHS、DVDには前述のバンドたちの曲が結構使われてたりします。これらの作品から当時の本物のストリートファッションや音楽を簡単に体感でき、とてもわかりやすいかなと思います。

 

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pieonaneによるPixabayからの画像