shigashiga’s diary

ファッションと音楽のつながりをCDレビューを通して紹介・考察するブログです。

読書を楽しもう - コーヒーのおともに。

この記事を書いている今はちょうど冬。北海道の冬はとても寒く、ストーブを2台つけていないとなかなか家の中も暖まらないです。-10℃から-13℃くらいはあたりまえ。冬景色はとてもキレイで好きなのですが、あまりにも寒い!!でもあったまった部屋でコーヒーを飲みながらゆっくり読書を楽しめるいい季節でもあります。今回は最近読んでいる・読み終えた本を久しぶりに紹介しますね。それでは・・

 

 

『閃光スクランブル』加藤シゲアキ

ジャニーズグループ、NEWSメンバーの加藤シゲアキさんの第2作目。人生に行き詰まったアイドルの亜希子とパパラッチの巧、ふたりのお話。亜希子はグループの世代交代という節目の中で葛藤し、巧は昔大切な人を失っていて心に傷が。ふたりの人生が交差し、心を癒していくお話。結構ハードボイルドで後半のスピード感はスリルもあります。人生が思い通りにいかず、あがいている描写がリアルです。ジャニーズはあまり詳しくなかったのですが、この小説で作者のファンになりました。処女作の『ピンクとグレー』もおもしろいです。

 

 

『ステップファザー・ステップ』宮部みゆき

両親が駆け落ちし家出。そして親が家にいないときに泥棒が・・

これは哲(さとし)と直(ただし)という双子の兄弟とプロ泥棒が父親代わりをさせられるというドタバタなストーリー。宮部みゆき作品なので間違いはないですよ。3人がいろんな事件に遭遇し、立ち向かい解決。絆もどんどん深まり最後は心にぐっとくる感動が。1993年と結構前の作品ですが今も色褪せないポップな感じでとても好き。

 

『この灼けるほどの光、この太陽、そしてそれ以外の何もかも──ジョイ・ディヴィジョン ジ・オーラル・ヒストリー』ジョン・サヴェージ

マンチェスターで結成されたジョイ・ディヴィジョンというバンドの物語。メンバーや関係者のみの証言で作られているので本当にリアル!!このバンドのことを知らない人はちょっとつまらないかもしれないので共感度数は高くないかもしれないです・・7080年代のマンチェスターの空気感も伝わってきます。この本もですが、バンドの音も聞いてみてください。「ポストパンク」といえば彼ら。ジョイデヴィジョン解散後のNEW ORDERもいいですが、ぼくはやっぱりボーカル、イアン・カーティスが好き。内容としてはこのバンドのドキュメンタリーみたいな感じ。当時の情景や情勢、彼らを取り巻く環境や想いがつづられています。故イアン・カーティスの人となりも見えてきます。ロック、特にポストパンク、ニューウェーブに興味がある人はチェックしてみてください。

 

『ジャパニーズ・シティ・ポップ [増補改訂版] (ディスク・コレクション)監修 木村ユタカ

こちらも音楽書。最近ディスクガイドにはまっていてジャンル関係なく集めているんです。その中の1冊。勝手な解釈ですが、ジャパニーズシティーポップって和製AORだと思っていて、まあそんな感じの素敵なディスクガイドになります。(一概にはカテゴライズできないですが・・)

日本の60年代~2000年代初頭くらいのものが幅広く紹介されています。はっぴいえんどとかティン・パン・アレーなんかも。あとみんな大好き山下達郎、竹内まりやまで。ふむふむ、となれる日本におけるシティポップの教科書みたいな本。最近のお気に入りでバッグに入れて持ち歩いています。

 

『北北西に曇と往け入江亜紀

アイスランドが好きになるマンガ。主人公は車と会話ができるという不思議な能力を持っています。小さな島アイスランドでの日常や些細な事件などちょっとの謎と推理要素が全編を通してみられます。ちなみにこの記事を書いている現在はまだ5巻までしか出ていないです。旅をしたくなる内容と描写で空気感、登場人物もとても澄んでいて好感がもてます。絵もキレイですよ。なんとなくシガー・ロスの曲が合いそう。アイスランドのレイキャビク出身のバンドですしね!!