shigashiga’s diary

ファッションと音楽のつながりをCDレビューを通して紹介・考察するブログです。

読書を楽しもう - 寒い冬、引きこもりのおともに。

まだまだ寒い北海道。今週も雪が多く、元気が出ないけど今回も読書シリーズ。それでは!!

 

 

『波よ聞いてくれ』 沙村広明

北海道札幌を舞台にしたストーリー。現在はまだ8巻しか出ていないですが、今、北海道に住んでいるぼくとしてはほっとけない良作品!!ひょんなことからラジオパーソナリティデビューする元気いっぱいな主人公。性格もおもしろくて好感がもてます。破天荒な性格と行動と勢いでドタバタ劇を繰り広げるサクセスストリー?っぽい内容。

余談ですが、お話の中にカメの飼育をしているシーンがあって、その時に紹介されたアーティストがトータスでした。作者は音楽も好きなのかな。

 

『ヒップホップ (ディスク・コレクション)』監修 ダースレイダー

こちらは音楽書。ディスクガイドになります。HIPHOPを勉強中なのでとても役にたっています。CD買うのが楽しくなりますね。このガイド本はアーティストが地域によって分けられていなくて、音楽の傾向としてジャンル分けされているのも特徴。地域性で説明されるより純粋に音を楽しめるので個人的にはうれしいです。ギャングスタが嫌だとかウエストが苦手だとか変なバイアスがなくなるので選びやすい!!2000年代以前のものも多く紹介され、大半をリスナーが買い集めやすいCDで紹介してくれているのも優しくてとても使いやすい。 HIPHOPに興味のある方読んでみてくださいね!!

 

『UKニューウェイブ』小野島 大

こちらもディスクガイド。「ニューウェイブ」というジャンルの定義はないけどこの本に紹介されているアーティストはこの時期の主要なアーティストばかり。ほぼ網羅していると思います。すごく参考になるガイドブック。パンク以降の流れがつかめるし、内容も良し。ロック好きの方に読んで欲しいです。PILや エコー&ザ・バニーメン、ザ・キュアー、ジョイ・ディヴィジョン以外にも刺激的なアーティスト盛りだくさん。ポジティブパンクも結構紹介されているのもうれしいです。

 

『ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる』山崎 満広

10年連続、全米で「一番住みたい都市」に選ばれているおしゃれシティ、ポートランド。スモールシティ、コンパクトでクリエイティブな街はどうやってできているか・・というステキな趣旨のイノベーション本。ナイキやコロンビアもポートランドだし、音楽ではポイズン・アイディアとかもポートランドだったっけ。コーヒーも有名ですよね。この本の肝となるワードは「イノベーション」。日本でも地方創生とかいろいろ注目されていますが、ポートランドがやっぱり目立つところのモデルケースじゃないかなと。ぼくは地域作りなんて大それたことはできないですが、知識としてこういう本を見るのは大好き。ポートランドのキレイな景色とは街並みもたくさん見れる本なのでぜひ手にとってみてください。

 

『東川スタイル 人口8000人のまちが共創する未来の価値基準』編著 玉村 雅敏・小島 敏明

こちらもイノベーション本。北海道内の事情ですが地方で抱える大問題、過疎化。若者の減少傾向は歯止めが効かず、頭を抱える自治体も多いはず。そんな中、定住者が過去20年で14%増加。人口8,000人に膨れ上がった理由について東川でクリエイティブな活動をしている人たちのコメント、ステキなお店などを紹介してくれています。

この本に影響を受け、実際に東川町に行ってきました。とても小さい街ですが、すごくキレイでお店の人や暮らしている人がどこかいい意味で都会的に感じました。地産に元気があり、若い20~40代の起業している人たちの会社やお店もカッコよい。コーヒー屋さんもあるしオシャレな服屋もあり町の中心にはみんな気軽に行ける中規模な道の駅も。そして何と言っても麓から見える大雪山。前述で紹介したポートランド本に通じる内容かもしれないですね。行ってみてください。ぜひ読んでみてください。東川スタイル!!