shigashiga’s diary

ファッションと音楽のつながりをCDレビューを通して紹介・考察するブログです。

Haglöfs(ホグロフス)|ブランド紹介

f:id:sigasiga:20220315171722j:plain北欧のアウトドアブランドHaglöfs(ホグロフス)について!!
本格的なアウトドアショップはもちろん、オシャレなセレクトショップでも展開のあるメーカー、ホグロフスをみなさんご存知でしたか?
印象的な「H 」のマークが目印。
少しアッパープライスですが良ブランドです。
今回はこのブランドについて学んでいきます!!

haglofs.jp

ブランドのスタート

歴史はかなり古く、1914年にスウェーデンのダーラナ地方の小さな湖のほとりで創業。創業者はヴィクトル・ホグロフス。ダーラナ地方のトーションという町でハンドメイドのバックパックを作ったことがプランドの始まりとなります。意外にも最初の商品は農家や林業、労働者、学校に通う子どもたちに向けて作られたバックパックでした。北欧の厳しい自然環境に対応できるハイクオリティなウェアやバックパックを作り続け、現在も洗練されたアイテムを提案し続け支持されています。ちなみに僕もバックパックや防水ジャケットは使わせてもらっています。

ヴィクトルが作った販売マニュアル

ブランド初のアイテムは通学用バックパックで当時の販売マニュアルが残っているそうです。

「製品番号6:外ポケット無し、レザーの裏地を付けたフラップのあるバックパック。ブルー系グレー、またはブラウンの防水生地使用。サイズ33x 35c m、価格1ダース10.80クローナ、1個0.90クローナ(生地番号3677)」
出典:ホグロフスの歴史

このサイズ感や防水性のあるデザイン、値頃感もヒットしたことでビジネスが軌道にのり、1916年に「W. Haglöf, Ryggsäck s fabrik , Torsång(W.ホグロフス・リュックサック・ファブリックトーション)」という名前で会社登録します。これを起点に会社は大きくなり、さらにバッグも人気に火がつき、販売エリアもどんどん大きくなっていきます。1919年には初めての専門工業を設立し従業員を雇い始めます。

2人の息子、ハンスとルドルフ

1950年、ヴィクトルの息子であるハンスとルドルフが家業を受け継ぐことになります。彼らは画期的なフレーム構造のバックパックを考案することに!!1978年にはテントや寝袋を扱う会社マンバイスと合併し、スウェーデンを代表するアウトドアメーカーになります。

ホグロフスのヒットアイテム

ノリに乗っているホグロフスはどんどん新しいアイテムをドロップしていきます。抜群のフィット感を誇るバックパックタイトのリリースが世界的なヒットを記録。1995年にはアパレルラインの生産もスタートします。整形外科医と共同で開発したハイキングシューズライントゥーゴーの販売もこの時期のもの。


現在

ホグロフスは2000年代になっても活発な活動を続けていて、ISPOアワード(ドイツのミュンヘンで1月から2月にかけて開催される世界最大級のスポーツ展示会・見本市のこと)アウトドアインダストリーアワード(ドイツ国境近くの街で毎夏に行われる、欧州市場の流通事業者・メディア向けアウトドア用品総合展示イベント『The OutDoor Show Friedrichshafen』で選ばれる賞のひとつ)などアウトドア界の権威ある賞を数々受賞。

2008年には環境への取り組みが認められ、ブルーサイン認証(繊維業界において環境、労働、消費者の観点における持続可能なサプライチェーンを経た製品に付与される認証のこと)も受けています。そして同年、バックパックのベストセラーモデルであるタイトが累計販売100万個を達成します。(アパレル業界では1万個売れたらヒット商品と言われています…!!)

今ではアウトドアファッションの普及でセレクトショップでも展開され、タウンユースとしても人気のあるブランドになっています。シンプルで無駄のない洗練されたデザインはカジュアルに使っても全然違和感ないですしね!!バッグが有名なんだけど、アパレルラインもかっこいいのでチェックしてみてくださいね。個人的には少し薄めのシェルとフリースが好き。