shigashiga’s diary

ファッションと音楽のつながりをCDレビューを通して紹介・考察するブログです。

HOLLYWOOD RANCH MARKET(ハリウッドランチマーケット)|ブランド紹介

春らしい季節になってきました。
今回は独特の世界観で異彩を放つ老舗ブランドハリウッドHOLLYWOOD RANCH MARKET(ハリウッドランチマーケット)について探っていきましょう!!

www.hrm-eshop.com

HOLLYWOOD RANCH MARKET(ハリウッドランチマーケット)とは??

ハリウッドランチマーケットとは、代官山を拠点としているアメリカンカジュアルを下地にしたカジュアルブランドで日本のカジュアルファッションを牽引してきたといっても過言ではないくらいのお洒落メーカー。1972年設立でデニムを中心としたコーディネイトがとても特徴的でかっこいいブランドです。

株式会社 聖林公司が運営していて50年近くの歴史がある老舗ショップで千駄ヶ谷に出した第一号店では当時アメリカンユーズド品メインで取り扱い・販売していたらしいです。1979年には代官山へと移転し、古着以外のアメリカンカジュアルをベースとしたアイテムの展開も始めます。

会社名の由来

「株式会社 聖林公司(せいりんこうし)」 この一風変わった会社名の由来もとてもGOODなネーミング。

  • 聖林:英語の「HOLLYWOOD」を漢字に置き換えた言葉
  • 公司:中国語で「会社」の意味

お店の原点であるブランドの「HOLLYWOOD RANCH MARKET」に由来していて、西洋と東洋のふたつの完成を併せ持つ世界で活躍するという理念が込められています。 www.hrm.co.jp

古着ファッションのパイオニア

今でこそ古着カルチャーはしっかりと根付いていて、誰もが楽しめる環境が当たり前のようになっています。しかし、ハリウッドランチマーケットがオープンした当時(1972年)は日本において古着そのものがまだまだ珍しい時代。アメリカのユーズドアイテムを販売していたのはハリウッドランチマーケットだけでした。みんな大好きなシャンブレーシャツにハワイアンシャツ、ネルシャツ、ジーンズにオーバーオールなどの古着の定番アイテムもいち早く展開していました。

フロントジップのパーカーやシンプルなスウェットパンツも当時はなかなか手に入りにくかったみたいですが、これらをトータルでよりしっかり提案し、古着カルチャーに新しい価値観をもたらした功績はかなりのものだと思います。

好きなアイテム

ちなみに個人的に大好きなアイテムはボトムス。特にデニムとちょっとワイドなカーゴパンツがおすすめ。


他にも種類も豊富でセンスのいいデザインの多いTeeシャツたちがお気に入りです。


70年代後半にはボーイズサイズのヘインズのTeeシャツやラコステのポロシャツ、Schott(ショット)のライダースジャケットなど誰もが知るブランドもセレクトしていたみたいです。

こういうエピソードも興味をそそられますよね。見てみたい!!

しかし、先見の明が過ぎたせいかショップの売れ行きがふるわない時代もあって、系列店を3店舗クローズドしたりと不遇の時期もあったようです。

その後、アイテム構成をチェンジしたことが大復活するきっかけに。SMITH'S AMERICAN(スミスアメリカン)のペインターパンツやパキスタンTeeといったものをおいていたそうですよ!!


現在

こういった経緯を経て、現在も躍動し続けるハリウッドランチマーケット。セレクトブランドの他にオリジナルブランドも展開していて、そのどれもがセンス良し!!

  • BLUE BLUE(ブルーブルー)
  • San Francisco(サンフランシスコ)
  • HOMES' UNDERWEAR(ホームズアンダーウェア)
  • GAIJIN MADE(ガイジンメイド) など

ワークやミリタリー・スポーツ・アウトドアを中心に扱うHIGH!STANDARD WORK WEAR(ハイスタンダードワークウェア)やヨーロッパ古着やリメイク商品を集めたTOLL FREE(トールフリー)、そして都会の中の田舎・自然をテーマにしたOKURA(オクラ)では日本の四季や侘び寂びといった文化を感じさせる服や雑貨を取り扱うなど、伝統的な世界観が楽しめる店舗も展開しています。

www.hrm-eshop.com

最後に

いわゆる『アメカジ』とはたぶんかなり違うイメージのお洒落ブランドだと思います。この春夏はハリウッドランチマーケットを試してみては!!それでは!!