shigashiga’s diary

ファッションと音楽のつながりをCDレビューを通して紹介・考察するブログです。

90’sグランジ・オルタナティブと呼ばれたバンドと名盤10選

パンクをルーツにもつバンドが多いけど多種多様で一概にこれだって決めつけられないのもこのジャンル。代表的なバンドからマイナーどころ、ルーツ的なバンドをざっくり紹介しますね!!ノーウェイブ、ペイズリーアンダーグラウンド、ジャンク、ハードコア、グランジ、ローファイ、ポストロック、エモコアなど多くのジャンルを生み、再評価されるべき名盤たちです。それでは・・(時系列はバラバラです。すみません。)

①VELVET MONKEYS|ヴェルヴェット・モンキーズ - Rotting Corpse Au Go Go1989年)

グランジシーンの重要人物だったドン・フレミングの最初のバンド。simmyというインディーレーベルからのリリース。日本のボアダムスもこのレーベルからソウルディスチャージという作品出してます。話がちょっとそれましたがこのアルバムは8084年初期音源をまとめたもの。アングラ感があってじっとりとした感じのノイズ&ロックンロール。最近売っているとこぜんぜん見なくなったなあ・・

 Uncle Tupelo|アンクル・テュペロ - No Depression1990年)

プリミティヴスが「アンクル・テュペロ」と変名。後にウィルコのジェフ・トゥイーディーと後のサンボルトのジェイ・ファラーというものすごい天才のふたりが在籍したグループ。ハードコアな精神性を感じるのは4,000ドルと低予算での制作のせいもあるかも。ライブ感あるささくれた音像です。オルタナ、カントリーシーンの隆盛に貢献したバンド。ウィルコが好きな方にオススメ。

BECK - Mellow Gold1994年)

見落とされがち。でもカート・コバーン亡き後、シーンの立役者になっていたのは絶対に彼だと思います。このアルバムの1曲目「LOOSER」は名曲。1996年「ODELAY」もいいけどぼくはこっちが好きかな。PVもかっこよし。HIPHOP、フォーク、サイケな要素をコラージュさせた新しい音楽。今でもBECKのようなアーティストはいないんじゃないかな。

The Germs|ジャームズ - GI)(1979年)

1977年に結成。LAのハードコアバンド。ニルヴァーナやフーファイターズのメンバーだったパット・スメア(G)在籍していたバンド。後にフーファイターズ、サニーデイリアルエステイト、ニルヴァーナなどにつながると考えると重要なバンド。ボーカルはダービー・クラッシュ。彼のめちゃくちゃ破天荒な性格と行動とアンチな姿勢は真のパンクだったと思います。このアルバムはジョーン・ジェット(ランナウェイズ)のプロデュース。縦乗り全開のはじけまくってる作品。グランジ世代ではないですがルーツということで。

Green River - Dry As A Bone(1987年)

このバンドもグランジムーブメントのルーツになるようなバンド。音の方はパンク+メタル。初期のシアトルシーンのバンドだなという感じ。なぜこのバンドが重要かというとグリーン・リヴァーの解体後、メンバーのストーン・ゴッサードとジェフ・アメンがパール・ジャムへ、マーク・アームとスティーヴ・ターナーはマッド・ハニーへ。メタル派はパール・ジャムへと形を変え活動。ニルヴァーナと同じSub PopからCDリリースしています。

Mother Love Bone -  Mother Love Bone 1992年)

グリーン・リヴァー解散後のメタル派のストーン・ゴッサードとジェフ・アメンがパールジャム結成前に経たバンド。ハードロックを基調としていてサイケでファンキーな一面のものぞかせ、そのせいかジェーンズ・アディクションがよく引き合いにされていました。このバンドもかっこよし。チェックしてみてください。パール・ジャムの前身のバンド。

Melvins - Houdini1993年)

ニルヴァーナのカート・コバーンが半数の曲をプロデュース。オルタナティブロックの重鎮。サウンドはとにかく重いの一言。スローでヘヴィー、ストーナーっぽさもうかがえます。アバディーン出身のバンドですね。メルヴィンズの「遅さ」はブラック・フラッグの「My War」からの影響で「スローテンポのヘヴィネス」を追求していくことになったそう。セイント・ヴァイタスやブラック・サバスをミックスしたような音楽。クラシック世代に多大な影響を受けたバンドです。

Matthew Sweet - Girlfriend1991

サウンドはエッジの効いたアヴァンポップな感じ。ロバート・クワイン(元リチャード・ヘル&ザ・ヴォイドイズ)、リチャード・ロイド(元テレヴィジョン)が参加。1991年はニルヴァーナの『Nevermind』、メタリカ『メタリカ』、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ『Blood Sugar Sex Magik』などとても良作が多い当たり年。そんな中でこの甘めのネオアコサウンドはひときわキラキラしています。

Mudhoney – Superfuzz Bigmuff Plus Early Singles1990年)

メンバーは元グリーン・リヴァーのパンク派、マーク・アームとスティーヴ・ターナー、元メルヴィンズのマット・ルーキン、ニルヴァーナでドラムをやってたこともあるダン・ピーターズの4人。ファズを使用したノイジーでハードなガレージパンクみたいな感じかな。ザ・ストゥージズのようなヘヴィなサウンド。ジャケットもかっこよすぎです。デニムにTeeシャツ、ボサボサ頭。このアルバムは88年の12EP8890年のアルバム未収録曲を加えた初期音源集です。

Pearl Jam - Vs.1993年)

オルタナ、グランジムーブメントでニルヴァーナと並ぶ重要作を出しているのがパール・ジャム。シアトル出身。グリーン・リヴァーのメタル派ストーン・ゴッサードとジェフ・アメンの在籍するバンドです。デビュー作『Ten』もなかなかの良作だたけどやっぱり本作『Vs.』が一番かな。サウンドはハードロック色が強め。シーンのアイコン、カートコバーンはやっぱり誰もが認めるところなんだけどエディ・ヴェダーのカリスマ性もなかなか。むしろぜんぜん負けてません!!彼の呼吸不全気味の声もバンドにハマっていて大好き。メンバーもおしゃれです。