shigashiga’s diary

ファッションと音楽のつながりをCDレビューを通して紹介・考察するブログです。

Nirvana ディスコグラフィー

ロック好きな人にはもはや説明不要かも。それでも作品紹介しようと思います!!リリース枚数は決して多くないのですが、どれも名盤ばかり。

 

『Bleach』1989年)

リリース元はSub Pop。メルヴィンズのデイル・クローヴァーが3曲だけドラムで参加しています。ショッキングブルーのカバー「Love Buzz」はダウナーな曲構成の中でもちょっとだけPOPでかっこいいアレンジ。ドラマーが流動的だったのでまとまり感にかけますが、初期の荒々しさがものすごく出ていて聞きごたえ十分!!このアルバムだと③About A Girl、⑤Love Buzz、⑦Negative Creepが好きですね。

『Nevermind』1991年)

メジャー契約第一弾のセカンドアルバム。Butch Vig(ブッチ・ヴィグ)プロデュース、アンディ・ウォレスがエンジニアという布陣。このアルバムからデイヴ・グロールが加入し、リズム隊もパワーアップしています。のちにフーファイターズを結成するデイヴ・グロールも有名ですよね。彼はニルヴァーナ前はスクリームというハードコアバンドをやっているんですが、こちらもかっこいいのでチェックしてみてください。ディスコード・レコードからアルバムもリリースされていますよ!!

リリース後、カートがこのアルバムを評していて、「ブラック・フラッグとブラック・サバスに(性的な)いたずらをされたナックとベイ・シティローラーズみたい」と言っています。ちょっとわかりづらい表現だけど、やはりそれまでの作品やこの時期の他のバンドと違いかなり突き抜けていると思います。ロック史を語る上で必ず挙げられるアルバム。個人的に好きな曲は②In Bloom、⑤Lithbium、⑦Territorial pissing

『In Utero』1993年)

3rdアルバム。ラストアルバムになります。スティーヴ・アルビニを迎え、前作『Nevermind』よりも殺伐としていてヒリヒリ感がものすごく出ています。シェラックに似ている音像かもしれないですね。共感を誘う愛想のいいバンドと違ってかなりの無愛想サウンド。バンドの本質が現れていてぼくはこのアルバムの方が好きです。デイヴ・グロールのドラムの破壊力がしっかりパックされている作品でもあります。③Heart Shaped Box、Rape Meが好き。

『Incesticide』1992年)

『In Utero』の前年にリリースされたコンピレーションアルバム。主にインディーズ時代のシングルデモ、B面曲、未発表曲などをまとめたもの。アルバムのアートワークはカートコバーン自身が手がけています。①Dive、②Sliverもとても良し!!「mexican Seafood」「Aero Zeppelin」など遊び心のある曲も入っています。ゲフィン・レコードからのリリース。

『MTV Unplugged In New York』1994年)

アンプラグド出演時のアコースティックライブアルバム。ニューヨークのソニースタジオでの録音になります。1994年、カートの死後初めての作品。アコースティック中心の曲構成。カバー曲も多く、3曲目はヴァセリンズの「Jesus Dosent Wont Me For A Sunbean」、4曲目はデヴィット・ボウイの「The Man Who Sold The World(世界を売った男)」、10曲目のミート・パペッツ「Plateay(プラトゥー)、最後はレッドベリーの「Where Did You Sleep Last Night」など普段のニルヴァーナと一風違った雰囲気を楽しめるアルバム。自身の曲のアコースティックバージョンも一品!!とてもいいアルバムだと思います。

『From the Muddy Banks of the Wishkah』1996年)

こちらはライブコンピレーションアルバム。カートの死後、クリス・ノヴォセリックとデイヴ・グロールによって発表された作品。元々は前述の『MTV Unplugged In New York』と2枚組での発売予定だったらしいのですが、カートの死のショックで選曲もままならなかったらしく別々のリリースになりました。このアルバムは19891994年のライブ音源からクリスによって選曲・ライナーノーツも書いています。曲構成もとてもよくうねりのあるライブアルバムとなっています。

 

この6枚がニルヴァーナを知る上で押さえておけばいいかなという作品群。ブート盤とかいろんなコンピ盤も出ているけど、まずはこの6枚。あっという間に聴けるボリュームだと思います。