shigashiga’s diary

ファッションと音楽のつながりをCDレビューを通して紹介・考察するブログです。

vol.5 スケートファッションと音楽のお話 - 【第四世代 - 1990年代】アートファッション・音楽 との更なるクロスオーバー、ストリートスタイルの確立

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1980年代、スケートボードビジネス業界に一大帝国を築いたBONES BRIGADEも80年代後半のスケートブームの低下と共に人気も低下。パウエル・ペラルタは解散。一時期ですがムーブメントが下火になってしまいます。しかし!!新しいぶっ飛んだ世代が台頭してきます。海から始まったスケートボードが完全にストリートに進化、オリジナルなものに。

プランB、ワールドインダストリー(1970年くらいからあったけど)、ZOO YORK、BLIND(ブラインド)、トイマシーン、エイリアンワークショップ、ZERO、インディペンデントやブラック(これも1978年からあったけど)、エレメント、DCなどチームと共にギアのブランドもどんどん力をつけてきます。地域(西か東か)によってやチームのカラーなどによってスケートスタイルも違い、HIPHOP色の強いスタイリッシュなチーム、パンク・ハードコア、メタルなどで激しいライディングを特色とするロックなチームなどデッキのアートワークを交え、個性がぶつかり合ってきます。みなさんがファッションでストリート系だとかストリートっぽいという感じの着こなしはこの時期のアメリカのストリートファッションのことを指しています。近年の90年代リバイバルもこの時期のミュージシャンやアートワーク、ファッションを色濃いものにしています。90年代の日本のムーブメントもまさにこの影響下にあり、アメリカのストリートカルチャーをモチーフにしたドメスティックブランドもたくさん生み出されていきます。

アパレルだとステューシー、FTC、シュプリーム、DC(ドロアーズクロージング)、4STARなども有名。スケートTeeやワーク、アウトドアブランドをミックスしての着用だったり、古着を混ぜたり。音楽とリンクしてHIP HOPだとビースティーだったり、ロックだとグランジだったりと多様性も出てきます。各プロチームからの映像でのアピール発信も増え(この部分はBONESの功績かな)、かっこいいスケートVHSがシーズンごとに発売され、これを見て火がついたキッズはかなり多かったんじゃないかと思います。後世に残るくらいのすごいものも多く、これはあとで紹介しますね。

「音楽とファッションのリンク」といってもわかりづらく、パッとした上手な表現ではないと思う方もいると思うけど、この媒体群を見ればすぐ理解できると思います。でもそれは何十年も前になされていて、今も受け継がれているんだということを同時に感じてもらえると思います。ぼくはルーツを知るのはとても楽しいと感じましたよ!!

90年代のスケート進化はトリックにも如実に表れ、より一層技が複雑化され、それを複合したトリックも生まれ、同時に新しい新しいトリック名も出てきます。これらを加速させたのは常に前線にいるロドニー・ミューレンや各チームのスタイルの差別化、自分こそと思う強い向上心だったんじゃないかなと。現在の洗練されたトリックやセクションでのライディング、パートの技術は確かにものすごいですが、この90年代はとにかく「ネジがない」という感じ。違うぶっ飛び感があります。スケートもファッションもとにかくやってみようよっていう心意気が伝わってくる熱い時代。

そして2000年代に・・・