shigashiga’s diary

ファッションと音楽のつながりをCDレビューを通して紹介・考察するブログです。

90’s グランジ・オルタナティブと呼ばれたバンドと名盤10選 -8

またまた紹介していきます!!
90年代ロック名盤スタート!!

①Stretch Arm Strong(ストレッチアームストロング)-『COMPASSION FILLS THE VOID』

1992年〜2005年まで活動していたサウスカロライナ州出身の激エモーティブなハードコアバンド。
スウェーデンのREFUSEやReach The Sky、BANEなどにみられるNEW SCHOOLタイプのサウンドです。
今作は1997年、RISEからのリリースです。

終始ハイテンションで暴れたくなるような早く激しいスタイルが彼の特徴。
曲のクオリティも良い!!
ストレートでかっこいいバンドです。

②Sunny Day Real Estate(サニー・デイ・リアル・エステイト)-『How It Feels to Be Something On』

後にフーファイターズで活躍するネイト・メンデル(B)とウィリアム・ゴールドスミス(Dr)が在籍していたシアトルのエモバンド。
この作品は2人がフーファイターズ加入によって一旦解散した後、1997年に再結成してリリースされた3枚目のアルバム。
ボーカルのジェレミー・エニックの感情の起伏をそのまま音像化したような生々しい楽曲ばかり。

「EMO」というジャンルを語る上でも避けては通れないほどの大名盤。
1st、2nd、EP、全作品が秀逸。
1998年発表。

③Foo Fighters(フー・ファイターズ)-『The Colour and the Shape』

言わずと知れたフーファイ2nd。
大名盤!!

プロデュースはピクシーズなどでもお馴染みギル・ノートン。
②でサニー・デイ・リアル・エステイトを紹介した流れで紹介します!!

1stのインパクトも凄まじかったのですがこの2ndはクオリティがさらにUPしています。
2曲目「Monkey Wrench」、11曲目の「Everlong」は何回聴いたことか…。
元ニルヴァーナの肩書きは不要となった最強のアルバム。
1997年の作品です。

④Sleater-Kinney(スリーター・キニー)-『Dig Me Out』

オリンピア産。
スリーピースガールズバンド。

彼女たちはもう最高の一言に尽きる!!

スピーディでパンキッシュ。
当時のフェミニズム的思想にも影響力が大きかったのでは。
メンバーはキャリー(Vo・G)とコリン(Vo・G)、そしてクワージでも叩くジャネット(Dr)の3人組。
ストレートで真っ直ぐなサウンド!!

ジャケットはキンクスへのオマージュらしいです。
1997年にKill Rock Starsからのリリース。
プロデュースはジョン・グッドマンソン。
ガールズロック好きにおすすめ!!

⑤The Offspring(オフスプリング)-『Offspring』

ボーカルのデクスター・ホーランド自身のレーベルNITRO、Nemesis Records両方からのリリース。
1stアルバムです。

彼らの代表作である『SMASH』がインディでありながら1300万枚を売り上げており、日本でもグリーンデイ『Dookie』と同じくらい人気が出ていたので知っている人も多いはずですが、この1stは見落とされがち。

スマッシュのイメージでどうせメロコアでしょと思っている方は侮るなかれ。

こっちの方が角が立っていてとても凶暴で攻撃的。
尖り具合でいえばこの1stとエピタフからの2nd『イグニション』はかなりのもの。メロコアというにはあまりにもアグレッシブでハードコア的と言ったほうがいいのかも。
ジャケも不穏な感じ。
1995年のアルバム。

⑥Sweetbelly Freakdown(スイートベリー・フリークダウン)-『Sweetbelly Freakdown』

DAG NASTYの初代ヴォーカリストで後にSWIZを結成するショーン・ブラウンのバンド。
SWIZのメンバー、ジェイソン・ファレルとアレックス・ダニエルズも加入した4ピースバンドで、ジェイソン・ファレルはBLUETIPやレティソニックスなどでも活躍しています。

プロデュースはJ.ロビンスでこちらも文句なしの内容です。
どことなくFUGAZIの『Repeater』のような激情型のサウンド。
シャキッとした音と、時にエモーティブでありながら全体的にタイトで切れ味のある作品。
JADE TREEからのリリース。

▶︎ Sweetbelly Freakdown — Jade Tree

⑦Pulley(プーリー)-『60 Cycle Hum』

こちらはメロコアバンド。
Face to Face、Ten Foot Poleの元メンバーを要する実力バンド。
特に元Ten Foot Poleのボーカル、スコットの声がたまらなくかっこいい!!

終始疾走感のあるナンバーが目白押し。
エピタフからのリリースでクオリティも間違いなし。 1997年の作品。

5曲目の「Mandigo」がおすすめ。
この時期だからこそ醸し出せるやさぐれ感のあるカッコ良いバンドです!!

⑧Ten Foot Pole(テンフットポール)-『Rev』

1994年エピタフからリリースされた作品。
Pulleyのボーカルであるスコットのバンド。
プーリーに負けず劣らずなメロコアパンクスピリット。
こっちの方がより渋みを帯びている感じです。

当時、日本のバンド、Hi-STANDARDとも交流があり、そこそこ人気だったようです!!
ジャケットはシュールな感じですが、内容は文句なし!!

⑨Pond(ポンド)-『Rock Collection』

当時も今もなんかパッとしない印象のバンドでしたが、内容はしっかりオルタナティブでロックしていると思います!!
バラエティに富んだ作風と内容になっています。

一応、エモと言えなくない感じもあり割とWeezerに近いサウンドと言えるかも。
世間からは忘れ去られていますが、とってもエモーい作品。
意外と結構かっこいい。

当時はポストサブポップサウンドとして高評価されていたんだけどなあ…。
1997年の素敵なアルバム。

▶︎ Pond - Rock Collection (Full Album) - YouTube

⑩corm(コーム)-『AUDIO FLAME KIT』

1990〜1997年まで活動したワシントンDC出身のバンド。
Q And Not Youの前身バンドでギターのジョン・デイヴィスが中心となって結成されています。 BRAID(ブレイド)やHoover(フーヴァー)、SLEEPYTIME TRIO(スリーピータイム・トリオ)にも通じる変速リズムが特徴。
ヒリヒリした感じとポストハードコア的なアプローチも知的。
Q And Not Youの『No Kill No Beep Beep』に近い感じのサウンドです。
ディスコード系が好きな人にもおすすめの1枚。

良レーベルポリヴァイナル・レコーズからのリリース。
激プッシュ!!

最後に

今回はここまで。
また次回!!