shigashiga’s diary

ファッションと音楽のつながりをCDレビューを通して紹介・考察するブログです。

Penfield(ペンフィールド)|ブランド紹介

f:id:sigasiga:20220303172916j:plain www.penfield-jp.com

ジーンズショップでも見かけるアウトドアブランドペンフィールド
Pの中にクマの可愛らしいロゴが有名なペンフィールドについて今回は勉強していきます!!

スタート

ペンフィールドはアメリカのマサチューセッツ州ハドソンにて1975年にハーヴィー・グロスによって設立されます。
ブランドロゴになっているPの中にクマが入っているマークはダウン製品の暖かさと自然への優しさを表現したもの。
そしてファッションファングションの両立」を信条として、ニューイングランドの厳しい気候に対応できるようにデザインされたアイテムを提案しています。
ファッションへの参入も活発なのもこういう経緯があるからなんですね!!

70年代のヒット作

今ではなんとなくマウンテンパーカータイプのジャケットやダウンがブランドイメージとして定着している感がありますが、最初の大きなヒットアイテムは意外にもアウトバック(Outback)というベストでした。

軽くて手入れをしやすいオリジナルグースダウンを用いたこのベストが初期の代表作。
ちなみに今でも生産しているサミット(Summit:N/Cダウンジャケットの原型)になったワイルドキャットもこの時期から存在していました。

日本での展開も1979年ごろからスタートしています!!

日本でも

ベストが大ヒットし、その実力も認められ、L.L.Bean、イースタンマウンテンスポーツ、ゴアテックスなどの防水ウェアの生産も担うようになります。
他にもフリースにも力を入れていて、モルデンミルズ社のポーラフリース(今はポーラテック)を使用した商品も1981年頃に販売します。
日本でも徐々にアウトドア好きだけではなく、ファッション方面からも支持され始めます。

バッサン

90年代になるとマウンテンパーカバッサン(Bassin)が大ヒットします!!
60/40クロスにテフロン加工を施した防水・防風に優れたこのジャケットはものすごいヒット商品になり、このジャケットを基調にカッソン、ギブソンというモデルのヒットにつなげることにも成功。
90年代はバッサンのヒットを起点に輸入販売にも力を注ぎ、世界に販路を拡大。
そして日本でも「アウトドアといえば」という地位をしっかり築いていきました。
シーンをリードするメーカーに。

2000年代

2000年にはノーム・トンプソンの賞を受賞したり、ロックバンドのオアシスがプライベートで着用していたりと、カルチャー路線でもしっかりとリンクしていて、若いユーザーの指示をどんどん増やし続けていきます。

現在

日本とアジア3地域(中国・香港・台湾)における商標権を共同保有しているヤマトインターナショナルがリブランディングの一環としてヘリテージライン(ヴィンテージ感のあるタグ)やホワイトライン(クリーンなホワイトダグ)など新しいラインを設け、アウトドアだけではなく都市生活でも使いやすいような提案も打ち出しています。
セレクトショップにも陳列されているのもよく見かけるようになりましたよね。

ペンフィールドは高いのか安いのかよくわからないイメージがありましたが、近年のハイプライスなものはリブランディングされているからなんですね。
改めて時代を追うといいブランドだなと思います!!
アメリカのアウトドアブランドってかっこいいものが多いと思います!!

FIRST DOWN(ファーストダウン)|ブランド紹介

f:id:sigasiga:20220301003515j:plainwww.firstdown-official.com

今回はファーストダウンについて!!
不穏な街のアウトドアブランドがスタートしたのは1983年。
アメリカニューヨーク州にて韓国系移民だった創業者YOUNG IN CHUNGによって設立されます。
80年代のニューヨークは世界でも有数の犯罪多発地域都市で当時は陰鬱なムードと緊張感が立ち込めていました。
お世辞にもいい環境とは言えない状況下でも人々からは強いパワーが感じられ、アートや音楽などのストリートカルチャーが隆盛を迎えていた、そんな時代に生まれたのがこのブランド、ファーストダウンになります。
アクティブなシーンにおいて、羽毛がみっちりと詰まったアウターは厳しい環境に最適なアイテムとなりました。

創業者YOUNG IN CHUNG

彼はポケットに$100だけ握りしめ、野心メラメラでニューヨークにたった一人で降り立ちます。
構想を練り、ニュージャージーでファーストダウンを1983年に立ち上げます。
ちなみにブランド名のファーストダウン「ダウンジャケットでナンバーワンになる」という志とアメフトの「ファーストダウン」をかけたもの。
彼はキャッチフレーズに”Dream It.Be It."を掲げてさらに商品開発に励みます。

なぜニューヨークだったのか?

当時のニューヨークは治安も悪く不安定なのも確かでしたが、一方ではこの頃すでにビジネスとファッションの中心地となっていて、人々の間では「ここで成功できれば世界のどこでも成功できる」と信じられていました。彼がニューヨークを選んだ一番の理由もここにありました。
アメリカンドリームを絵に描いたような背景のあるブランドです。

90年代カルチャーとのリンク

質の高さは折り紙付、
そして都会的で前提的なデザイン。
創業当時からずっと展開しているバブルジャケットに人気の火がつきます。

オーセンティックなデザインはヒップホップアーティストのノトーリアスB.I.G.やマイケル・ジャクソンにも愛され、ボデガ・バムズの歌詞の中に”93 with the First Down bubble” 『NAVY』とラップしているのもとても有名。
昔のスケートボードの映像なんかにもスケーターが着用しているのを見た記憶があります。
ニューヨークカルチャーとデザインがしっかりブレンドされているメーカーだと感じます。

気になるお値段

ヒストリーをざっと理解した上で、なんでこんなかっこいいブランドがデパートの紳士コーナーや某量販店で比較的低プライスで売られているのかという疑問と、一方でセレクトショップでも展開され、なかなかのアッパープライスで売られているというこの謎が必ず出てくると思います。
はっきり言ってしまえば、ライセンス商品だということ。
量販店やスーパーなんかで見かけることが多くなり、安くてダサいイメージがある方が多いのかも。

時代も移り変わり、ファッションの傾向や値頃感も変わって(ファストプライスのお店の台頭とか…)どこにでも卸しすぎて本当の価値が下がったのが理由かなと思います。
2018年以降、ファーストダウンを取り扱う株式会社水甚がこの現状を変え、セレクトショップでの展開や百貨店に向けた高級ラインを展開し始めていて徐々に昔のイメージから変わってきていると思います。
みんなが見ている高いファーストダウンはこっちなんですね。

Timberland(ティンバーランド)|ブランド紹介

f:id:sigasiga:20220226184733p:plain

知っているようで知らないティンバーランド
かなり有名ですよね。
世代問わず人気のティンバーランド、
実のところはどういったブランドなのか勉強していきます!! www.timberland.co.jp

ブランドの始まり

1918年、アメリカボストンにて創業者であるネイサン・シュワーツが自身でブーツを作り始めたのがきっかけ。
ブーツを作る過程の中で、レザーの裁断、縫製、ソールの貼り付けなどこだわりのある精巧で緻密なブーツの作り方のノウハウを習得。
現在の原型の礎となるタフさとオリジナリティのあるデザインはこの時期に培われていたもです。

ステップアップ

1952年、ネイサンはサウスボストンにあるアビントン・シュー・カンパニーの権利を半分手に入れます。
3年後には残りの権利を全て手に入れ、1955年には100%子会社にしてしまいました。
この頃から2人の息子シドニーとハーマンが会社経営に加わります。

技術の進化

後世にも残る技術的な躍進を遂げるティンバーランドですが、この2人の息子たちのアイディアはブランドをさらに強固なものにしていきます。
シドニーは射出成形の技術を靴の製造に採用し、ソールとレザーアッパーを縫い合わせることなく一体化させ、つなぎ目から水が染み込む心配のない完全防水のブーツを世界で初めて開発します。

イエローブーツ

厚みのあるラバーソール、防水性に飛んだプレミアムフルグレインレザー、縫製や貼り付けなど高いレベルの職人技術がブレンドしたイエローブーツはすぐにブランドの顔となりました。
シドニーはこのイエローブーツに「ティンバーランド」という名前をつけて発表し、その後社名にティンバーランドを採用。
1978年にティンバーランドというブランドが初めて完成しました。
1980年にはレディースラインの販売も開始され、さらに注目を集め、特にアメリカでムーブメントだったヒップホップアーティストからの支持も高く、日本でもストリート系ファッションに多大な影響をもたらしています。

現在

当時の勢いを全く失わず今も、日本・海外問わずユーザーを増やし続けているのがティンバーランドのすごいところ。
今では充実したアパレルラインも登場していて、キッズラインも登場しています。
僕が好きなヒップホップアーティストNasも着用していた記憶もあるし、アウトドアを背景にしたアメリカらしいブランドではあるけど、しっかりカルチャーとリンクしていて独自のかっこよさも兼ね備えているブーツだと思います。
結構有名人も使用していたりしていて、ファレル・ウィリアムスやNas、日本だとEXILEのメンバーや3代目JSOUL BROUTHERSもライブやプライベートでも着用しているらしいです。

最近はイエローブーツから少し遠ざかってしまっていて所有してなかったのですが、たまにブーツを買いに行ってみようかなと思います。
バックボーンもしっかりしていていいブランドですよね。
比較的手に取りやすいメーカーなのでみなさんも試してみてくださいね。

OshKosh B'gosh(オシュコシュ・ビゴッシュ)|ブランド紹介

f:id:sigasiga:20220216164348j:plain

みなさんはOshKosh B'gosh(オシュコシュ・ビゴッシュ)というブランド、ご存知ですか?
最近はあまり見かけなくなりましたが、数年前まではショッピングモールやワークショップ、古着屋さん、子供服屋さんで簡単に見つけることができ、なおかつプライスも良心的。
結構な普及率でしたが「なんて読むんだろう…」という代名詞的ブランドオシュコシュ・ビゴッシュを今回は紹介しようと思います!!

OshKosh B'goshの歴史

歴史は意外に古く、なんと1890年。
アメリカウィスコンシン州でスタートします。
元々は小さなワークウェアメーカーでオーバーオールや現場をメインとした作業着を製造するお店でした。
のちにこの小さなメーカーが子ども用のオーバーオールをヒットさせます。
これがブランドを代表するオーバーオールを世界的に広めるきっかけに。
現在、子ども服メーカーのイメージが強いのはこの成功がきっかけ。
みんながポンっと思い浮かべるのはきっとヒッコリー柄のオーバーオールやワークパンツなんかではないかと思います。
町のジーンズショップなんかでもパンツやシャツなど積み重ねて販売しているのも見かけたこともあるし、なんといっても代名詞のヒッコリーのオーバーオールはこの上なくかっこいいです。

OshKosh B'goshの機能美

デザインもさることながら、ワークウェアならではのタフな機能を兼ねそろえているのもオシュコシュの特徴。
元々、工場作業や農作業といった肉体労働のために作られたウェアは、ちょっとやそっとのダメージでは全くヘタレません!!
重い工具を入れるようにと丈夫にあしらわれているポケットもても便利!!
ワークブランドはアウトドアブランドと同じく、環境対応できる機能がついているのも魅力のひとつかなと思います。

とっても可愛いキッズライン

忘れてはいけないのがブランドがヒットした要因ともなったキッズ用のオーバーオールやその他のかわいいアパレルライン。
さすがに大人は着れないけれど、大人顔負けの一丁前感が出ていてとても愛らしいです。
外でいっぱい遊べるようにとタフな作りになっているし、ポケットにいろんなものを入れられるようにと少し深めで収納数も多いのが特徴(物にもよるけど)。
お子さんがいる方はチェックしてみてくださいね。

年代別の楽しみ方

オシュコシュは歴史の古いメーカー。
そしてたくさん生産されているということは年代別にタグも違い、相当数の古着が出回っているということ。ちゃんとヴィンテージも存在します。
元々の作り込みがしっかりしているので古着になっても全然古臭くないのも好感です。
ちゃんと着れるのが多いかも。
タグの違いや年代別の雰囲気も違うので古着目線で集めたり眺めたりするのも楽しいと思います。

ちなみに僕はオシュコシュのヒッコリーパンツが好きです。
個人的にはオシュコシュはヒッコリーの縦ストライプのデザインが最強なんじゃないかと思っています。

この不思議な「ビゴッシュ」の由来は「B'GOSH」で、英語で感嘆詞の意味合いで素晴らしい!!オシュコシュのような語呂合わせでできあがったらしいです。
オシュコシュというのはブランドが生まれた町、ウィスコンシン州オシュコシュという都市のことみたい。
気軽なアパレルメーカーなのでぜひ手に取ってみてください!!

PoLER(ポーラー)|ブランド紹介

f:id:sigasiga:20220211174026j:plain

今回はPoLER(ポーラー)の紹介。

polerstuff.jp

目玉の不思議なキャラクターを冠したブランドはセレクトショップでも展開されていて、最近では服屋さんやアウトドアショップでも目にすることも多いと思います。 今回はそんなポーラーを紐解いていきましょう!!

ブランドの設立

ポーラーは2010年にカルマ・ヴェッラとベンジャミン・ワグナーによって立ち上げられます。
コンセプトはスケート、サーフィン、スノーボードなど横乗りのライフスタイルを混ぜこんだ新しいアウトドアブランドとしてスタートします。
以外にも比較的新しいブランドですよね。
そしてデザインは自由度が高く豊富なカラーバリエーション、動きやすさを重視したゆったりシルエットなどとても遊び心が溢れているのが最大の特徴だと思います。

あの…!有名ブランドと同郷

ナイキやペンドルトン、以前紹介したコロンビアと同じポートランド発のブランドというのもポイント高いですよね。
ラインナップを見て一目瞭然、インポートらしい明るい色使いやユーティリティあふれるデザインは必ず好感がもてると思います。
基本はアウトドアブランドなので、アパレルの他にもアウトドアグッズ、ギアなどもしっかり展開されています。
個人的に好きなギアだとキャンプ用の鍋とヘッドライトかな。鍋のデザインも変わっていて、鍋底にブランドキャラの目玉モンスターの絵が彫り込まれていたりもします。


個性豊かなアパレルライン 

おすすめは定番のコーチジャケット!!

そしてニットキャップ。

カラーバリエーション豊富なゆったりめのコーチジャケットはシーンを問わず使い勝手がよく、髪のセットが面倒なときに被るニットキャップもブランドロゴがワンポイントでとてもかっこいいです!!
僕がもっているのはブラックのコーチジャケットとエンジのニット帽。
どちらも大好きなアイテムです。
キャンプ用に腕部分が取り外し可能なポンチョも購入したのですが、こちらはまだ出番なし。
次回は持っていこうと思います。

ポーラーのキャンプ用品

キャンプ用グッズも多く展開していて、例えばテント、椅子、寝袋やギアだとナイフ、ヘッドライトや食器なんかもしっかりと販売されています。
結構な確率で目玉のモンスターがついているものが多いのでキャラロゴが苦手な人もいるかもしれませんがどれも実用性があって使いやすいものばかり!!
是非試してみてください。



#campvibes #キャンプバイブス

#campvibesを世界中に発信するポーラー。
雰囲気も明るく、遊び服としてもってこいなのでぜひ試してみてください。
ロードトリップからもインスパイアを受けているそうなので、旅服としてもいいかもしれないですね。
最近ではスケートボードやサーフィンの雑誌にも掲載されたりしているし、セレクトショップでの展開も多く多方面でいろんなアプローチをしているおもしろいメーカーです。
ちょっと前にはナイキとのコラボシューズも出したりしていましたね。
みんなで楽しく着て#campvibesを感じ取りましょう!!

▼Instagram https://www.instagram.com/explore/tags/campvibes/

Columbia(コロンビア)|ブランド紹介

f:id:sigasiga:20220211183037p:plain

コロンビアは1938年スタートの老舗アウトドアブランド。 www.columbiasports.co.jp もはや知らない人はいないくらいの有名メーカーではないかと思います。
ナイキやペンドルトン、最近人気のPOLeR(ポーラー)と同じポートランド発のブランドです。

【1938〜1960年】ブランドのはじまり

創業者ポール・ラムフロムは当初ドイツでシャツの縫製工場を経営していたのですが、1938年に家族を連れアメリカオレゴン州へと移住してからが本格的なスタートとなります。
事業を始めるにあたって、ポールは地元の帽子問屋の権利を買取りこの会社名をオフィスの近くを流れるコロンビア川にちなんでコロンビア・ハット・カンパニーと名付けました。
今のイメージからすると最初はハットカンパニーだったというのはちょと意外ですよね。

その後事業拡大のためさらに自社製品の強化を図りコロンビア・マニファクチャリングカンパニーと合併し、ここで今の原型であるコロンビアスポーツウェアカンパニーが誕生します。

【1960〜1970年】不遇の時代

この期間にコロンビアの代表作であるマルチポケットフィッシングベストをヒットさせます。
最近はフィッシングのディテールを落とし込んだベストやジャッケットが流行り出し定番化しつつありますよね。
そのオリジナルがコロンビアのベストと言えると思います。

ヒット商品を生み出してこれからビジネスも軌道に乗ろうかという大事な時期。
しかし、ポールが逝去してしまい、会社を引き継いだガート・ボイル(ポールの娘)の夫ニールも1970年に急逝。
この時期からコロンビアは不遇な時期を迎えることになってしまいます。

実娘ガートに残されたのは3人の子どもと多額の借金。
意を決してガートは会社を売却しようとしましたが、会社に対する評価が思いのほか低く、提示された最高金額でも借金返済には遠く及びませんでした。
でもガートの凄さが出始めるのはここから!!
息子ティムとともにコロンビア再建の道を選びます。

【1980〜1990年】飛躍

80年代はコロンビア飛躍の期間です!!
再建を志したガートは細々と事業を続けることはせず、夫ニールが遂げることができなかった拡大戦略を引き継ぎ、ビッグカンパニーに成長させることに成功しました。
OEMといった卸方法や1982年にヒットさせたインターチェンジシステム搭載ジャケットのヒットがその理由。
現在でも人気のこのインターチェンジはアウタージャケットとインナーをジップで着脱固定を可能にする画期的なシステムで気候に合わせて3段階の着こなしを楽しめるといったもの。
このシステムを採用したバガブーパーカー(現在のバガブージャケット)は1993年発売枚数100万枚を超える年間最多販売記録を更新します!!

古着好き、アウトドア好きではなくてもコロンビア=バガブー、フィッシングベストといったイメージはこの頃にイメージ付けされたのかもしれないですね。
僕もバガブーは持っているしフィッシングベストも大好きですね。

現在

コロンビアはアウトドア界、ファッション界においてのスタンダードに。
今ではインターチェンジやベストだけでなく、優しいデザインと多機能さでデイリーユースに欠かせない身近なブランドにパワーアップしています。
リーズナブルな価格帯もガートが「もっと気軽にアウトドアを楽しんでもらえるように」という理念に基づいているもの。

機能美も素晴らしいです。

  • 防水透湿機能(オムニテック)
  • 防風機能(オムニウインド)
  • 撥水機能(オムニシールド)
  • クッションソールシステム(オーソライト)
  • 保温機能(オムニヒート)

これらが自社開発されている他、多岐にわたったジャンル分けもされ、シーンによって使い分けできるシリーズも発売しています。

  • PFG(パフォーマンス・フィッシング・ギア):釣り
  • SNOW:スキー・スノーボード
  • アーバン:デイリーユース
  • PHG(パフォーマンス・ハンティング・ギア):ハンティング

最近だとカーリング選手がCMしている防滑能力の高いサップランドというスノーブーツも発売され注目されてます。

www.columbiasports.co.jp

個人的には海外のアウトドアのメーカーの中だとすごく好きなブランド。
今ではファッションにも欠かせないツールとなっているアウトドアブランドですがその中でも一番扱いやすいギアが多いんじゃないかなと思います。
勝手な印象ですが他社に比べてカッコつけてる感がないのも好印象!!

ちなみにガート・ボイルは『ワーキング・ウーマン誌』が選ぶアメリカの女性経営者トップ50や『ビジネスウィーク誌』の1994年度のベストマネージャーのひとりに選出されたりとアメリカを代表するビジネスウーマンという一面ももっています!!
アウトドアシーン、フィールド、そして家族や友達同士で気軽にきて楽しめる良ブランドだと思います。

近年ではエクストララージブルーブルーなどのアパレルブランドやスターウォーズJOJOの奇妙な冒険、ディズニーなどキャラクターもの、よなよなエールキネティックスなんかともコラボしたりと積極的な商品展開もおもしろいのでこちらも是非チェックしてみてください!!

90’s グランジ・オルタナティブと呼ばれたバンドと名盤10選 -10

こんにちは!!
今回もだいぶ続いている名盤シリーズです。
今回は日本のバンドをフォーカスしていきたいと思います!!
お付き合いくださいまし!!

①GMF(ジーエムエフ)-『In My Mind』

日本のルーツミュージックである歌謡化や流行歌っぽいポップスの流れを一切汲まないUSメタル、ハードコアを純度100%で表現できていたジャパニーズハードコアバンド。

全く日本のバンドの雰囲気が出てないサウンドで、デビロックの遠藤が在籍していたことでも有名だけど今では跡形もないくらい忘れ去られている感も。
しかし日本人離れした圧巻のスラッシュハードコアなサウンドはセパルトゥラやスレイヤーにも通じている感もあります。
この頃の日本のアングラシーンにこんなかっこいいバンドがいたんですね!!

▶︎ GMF - In My Mind (1997) - YouTube

②ZI:KILL(ジキル)-『IN THE HOLE』

前に紹介した日本のバンドでも取り上げたジキルの92年発表の通算4枚目のアルバムです。
次作『ROCKET』ではストレートなロックな仕上がりになっているのですが、今作『IN THE HOLE』はポジパン→ニューウェーブなアプローチへシフトチェンジした実験性も窺える秀作です。
シングルにもなった5曲目「Slow Down」も収録されていて聞き応えも十分!!

ニューウェイブ的な浮遊感もありつつ、やっぱり尖り具合も隠せないという感じ。
ジョイ・ディヴィジョンの『サブスタンス』をもう少し生意気にしたかのようなアルバム。
かっこよし!!
ジキル、好きだなあ…。

▶︎ ZI:KILL / IN THE HOLE - YouTube

③envy(エンヴィー)-『From Here to Eternity』

ボアダムスと同等の最強すぎるバンド(比べられないけど)。

エンヴィーの作品だと次作『君の靴と未来- all the footprints you've ever left and the fear expecting ahead』と2006年発表の『Insomniac Doze』の2枚が圧倒的な傑作だし、僕個人としてもいまだに聴き込んでいる作品なのですが、通算2枚目に当たるこのアルバム『From Here to Eternity』もものすごくいい!!
前述の2枚ほどのストーリー性のようなものはないのですが、激情の黒い炎が静かに燃えている感じのサウンド。

ポストハードコアバンドの彼らはシーンにおいても唯一無二で孤高の存在感を放っています。
情念と言葉と叫びが一体化しているかんじ。
海外評価も高いのも納得。

エモーショナルでハードなサウンドが好みの方、メタルも好きな人、
どちらにもおすすめの1枚!!
1998年の作品です。

④MINOR LEAGUE(マイナーリーグ)-『青い空』

日本の激情ハードコア。
ゴリゴリのギターとベースの音圧に張り合うような全身全霊のシャウト。
クレイジーなビート連射も凄まじく、終始ものすごい爆発力のある曲がずらりと並んでいます。

バンド名にもあるようにいささかマイナーなバンドですが男前なかっこいいサウンドを聴かせてくれる作品です。
特に激走パートから一気にダウナーに落とし込むテクニックがすごい!!
1997年発売の1stアルバムです。

おすすめは1曲目「青い空」。
ぶっ飛ばされてください!!
燃える!!

▶︎ 【MINOR LEAGUE】青い空|TAMASONIC 2016 LIVE MOVIE -short- - YouTube

⑤bloodthirsty butchers(ブラッドサースティ・ブッチャーズ)-『Kocorono』

ブッチャーズの大名盤『Kocorono』。

彼らのアルバムはどれも大好き!!
日本のみならず海外からの評価もものすごく高いのも納得。
フガジのイアン・マッケイにも「グレイトなバンドだ」と称賛されたり、ベックやレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンからも指名されて共演したりとミュージシャンズミュージシャンなバンドでもあります。

そしてブッチャーズでどれか1枚挙げるとしたらやっぱりこの作品。
静と動の表現力やファズによる大音量で歪んだ音も彼らの特徴。
抽象的な歌詞もこの音に相乗して特有の哀愁を漂わせています。

ノイジーでエモーショナルなサウンドはダイナソーJr.のような感じ。
最高のエモーショナルロックバンドと言っていいと思います!!

▶︎ Bloodthirsty Butchers - Kocorono - YouTube

⑥bloodthirsty butchers(ブラッドサースティ・ブッチャーズ)-『未完成』

ブッチャーズの5thアルバム。
ジャケットのアートワークはジミー大西。
両者とも最高のアーティスト!!
サウンドもよりエモーショナルになっています。

前作『Kocorono』から3年後のリリース。
切なく研ぎ澄まされた轟音は健在で、名曲「ファウスト」や「プールサイド」なども収録されています。
かっこよし!!

北海道札幌出身のバンドです!!
1999年発表作!!

▶︎ bloodthirsty butchers - 未完成 (1999.7.16) - YouTube

⑦HUSKING BEE(ハスキング・ビー)-『PUT ON FRESH PAINT』

通算2枚目。
ハイスタ並みに有名なエモーショナルパンクバンド。

今作は初の海外レコーディングでジミー・イートワールドやブリンク-182を手がける名プロデューサー、マーク・トロンビーノを起用しています。
この2作目からメロコアだった前作からエモへシフトチェンジし、プロダクションも飛躍的に向上しています。

理屈抜きで本当にかっこいいアルバムです。
スピード感とエモーショナルな曲の大洪水。

日本盤はトイズファクトリーからのリリースですが、海外盤はエモの名門ドッグハウスからのリリースです。
1998年の作品。

⑧ COWPERS(カウパーズ)-『Lost Days』

ブッチャーズと同郷、札幌のオルタナティブエモーショナルバンド。
サウンドはジョーボックスやスーパーチャンクにつながるような感じ。
泣きだけじゃなく、ちゃんとロックしているのも好印象。

90年代の札幌シーンを代表するバンドの一つです。

8曲目の「DAYS」はブッチャーズ吉村さんも参加。
後続のギターバンドに与えた影響も大きい!!
アメリカと地続きなサウンドを聴かせてくれますよ!!

⑨BUCK-TICK(バクチク)-『Six/Nine』

以前の日本盤シリーズでも1枚紹介させてもらったのですが、今回はこちら『Six/Nine』。

実験性の高いアルバムで音も重く、よりダークになっています。
ポエトリーリーディング的な1曲目「Loop」から全編英詞でハードなナンバーの2曲目「love letter」の流れで聴き始めからやられてしまいます。

1995年発売のオリジナル盤は6曲目「楽園(祈り 希い)」がコーランの逆回転を引用したことにより回収されるという騒動もあり、後にその部分の演奏をカットしたリメイク版が流通していて今はそちらが主流になっています。
オリジナルの方は割と安価で中古屋さんでも手に入るのでチェックしてみてくださいね。この時期の彼らの尖り具合といったら凄まじいものがあります。

そしてこのアルバムは意外にもシングル曲もたくさん入っていますしね。
おすすめは1〜2曲目の流れと5曲目「限りなく鼠」、6曲目「細い線」10曲目「デタラメ野郎」12曲目「Kick(大地を蹴る男)」14曲目「唄」、そして裏名曲として名高い15曲目「見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ」などなど。

当時はこういうダークでハードなアルバムもチャートに食い込んでいたんですね…。 ダークなゴシックさとアンビエントとインダストリアルを混ぜ込んだ狂気のサウンドです!!
試してみてください!!

⑩Copass Grinderz(コーパス・グラインダーズ)-『Kr/A/sH! 』

1990年代に活動していたハードコアバンド。
バンド名の由来はテッド・V・マイケルズの映画『人間ミンチ』の現代である『The Corpse Grinders』からとったもの。
当初はそのまま使っていたのですが、後に「CopのAssをGraindしてしまう」というとんでもないもじり方を内包するバンド名へチェンジします。
バンド名通りグランドテイストなハードコアなアンチなサウンドはかなり破壊的。
スピード感とやさぐれたボーカルもGOOD。

メンバーもなかなかのメンツで、ボーカルギターの榎本さんはバンド結成前はモルグで活動。
ギターボーカルの名越さんはCHARA、堂本剛、Superflyなどのサポートギタリストを務めていたり、ドラムの大地さんは元fOUL、BEYONDSなどの伝説的ハードコアで活動していました。
ちなみに今作はブッチャーズの吉村さんも在籍しています。
内容悪いわけない!!

海外ツアーも精力的に行っていて実力派のハードロッキンバンドです。
1996年の作品。

※なんだかエモっぽいものとハードコアテイストなものが多くなってしまいましたが、よかったら試してみてください!!